やっぱり面白い、86-エイティシックス-.
作画も綺麗ですし、演出も構成も(原作未読の自分にとっては)文句なし。
もうちょっと話題になっても良いと思うけどなあ・・・。設定が暗すぎるのかな?
レギオンの動きが分かるシンがレギオンの大規模攻勢を予測。
ノルトリヒト戦隊を脅迫する形で叩き起こし、出撃の準備をさせます。
・・・今回の予測でシンのレギオンを感知する能力は上層部に勘づかれるでしょうね・・・。
シンが予測する最悪のケース(連邦方面にレギオンを集中)の中、ノルトリヒト戦隊はシンを中心にレギオンを蹴散らしていきます。
もっと苦戦するかと思ったんですが、信頼関係が築けてないとはいえ全面的なバックアップが受け入れられる状況であればシン達はより絶大な力を戦場で出せることが分かりました。
・・・倫理的な面は置いといて、共和国側は優秀な兵士としてシン達は生かしておいた方が良かったんじゃないの?
まあ、あまりにも強すぎて連邦側の上層部も引いてましたが。自分たちの危機を救ってくれたんだから、もうちょっと英雄的に見ても・・・とは思いますが、他国から来た得体のしれない子供という印象が強いんですかね。
そんな中、常に冷静沈着だったシンは珍しくレギオンを倒すことに悦楽を感じるように戦っていきます。フレデリカからすればかつての騎士キリのように・・・。
兄貴を救うという目的が果たせたシンは、純粋に戦場での戦いに喜びを感じるようになったと言うことですかね・・・。
ちなみにフレデリカの千里眼みたいなやつは能力? パラレイドじゃないよね・・・
シンが予測していたほどの数とは思わなかったにしろ、大規模攻勢に関しては備えていた連邦側。一方、共和国側は「自分たち」の町に攻め入るなど一切思ってもいない腑抜け兵士が多数。
レギオンが85区に攻め入ってきた警報を聞いても映画の宣伝か何かと思う始末。(ひでえな・・・)
その中で数少ない、事の重大さを理解しているレーナはある作戦を考えます。それは全86-エイティシックス-を共和国内に入れての防衛戦。共和国の長距離砲などを使って援護すれば、まだ生き残る道は存在します。
86-エイティシックス-が共和国のために戦ってくれれば
ジェロームは戦うはずがないだろう、と言います。今まで人間扱いされず、戦場で使い捨てのコマにされてきた86-エイティシックス-が今の状況で思うのは「ざまあみろ」。
なんなら86-エイティシックス-側が共和国民を攻撃する立場に回るかもしれません。・・・私ならそうしますね。
86-エイティシックス-に殺されるくらいなら、レギオンに殺された方がマシ・・・そう共和国民は思うだろうとジェロームは言います。ジェロームはこうなることを予測して、今まで敢えて放っておいたのかもしれませんね。
あと、個人的に多分どっちがマシとも思わないと思うな。共和国民は何で攻撃されてるかもわからないと思う。
誠意を尽くせば86-エイティシックス-が一緒に戦ってくれるなんて言うのは青臭い理想だとレーナに突き付けるジェローム。
それに対して、例え力及ばず死ぬとしても最後まで戦いたいというレーナ。そうでなければ最後まで戦い抜いた彼ら―――シン達に顔向けできないと。
あくまでも子供の儚い理想だというジェロームですが、その理想の前に打ちひしがれるまでの時間を作るのは大人の役目だ、と銃を手に持ちます。
レーナが86-エイティシックス-を共和国内に引き入れようとすることに反発する軍人は多い。その軍人たちを力づくで止めて、レーナに時間を与えようと言うことなんでしょうか?
たった一人で・・・
まあ、あの腑抜けた軍人どもなら一人でもそれなりに時間を稼げそうなところが共和国軍の悲惨さを物語っているような気がしますが。
レーナはその作ってもらった時間を使い、少ない共和国側の仲間たちに地雷の撤去を要請、そして全86-エイティシックス-にパラレイドで繋ぎ、宣言します。
「誇りを守るために、戦いましょう」
そして、数日後・・・(フレデリカが大規模攻勢の日をあの人呼んでいるから数日後だよね?)
フレデリカはキリが共和国を襲っていたことをシン達に伝えます。
当然のごとく、共和国が滅んでしまったかもしれないことに特に感慨はないシン達。
しかし、そこに―――
キリからの攻撃が襲い掛かってきました。
・・・あれ、共和国滅んだ?
共和国を襲っていたキリが連邦側に来ているってことは、共和国側への攻撃は終わったと言うことなのかな?
共和国民はぶっちゃけどうでも良いけど、レーナと残った86-エイティシックス-は心配だなあ・・・
そして疑問なのは何でキリは共和国側から襲ったのか? どちらかと言えば連邦側に恨みがあるはずだよね・・・。
あと、連邦側がシン達を怖がっていることに対して、少し共感できる自分もいます。
何か1クール目の時と違って、シン達(主にシン以外ですが)に人間味をあんまり感じないというか・・・。彼らは何を目的に今、戦っているのかがいまいち分からないです。
|