今回の話で実際の戦場の戦い、共和国の歴史と86-エイティシックス-への差別意識が明確になりました。レーナとスピアヘッドの関係はまだ進んでいないので、これからかな?
では、2話の感想です。
URL:https://anime-86.com/story/?id=02
今回初めてレーナがスピアヘッドのハンドラー(指揮官)となって戦闘をしました。共和国の兵士のぐうたらぶりを見て、半ば予感はしていましたが戦場での戦いは完全に86-エイティシックス-任せです。実際に戦うことはもちろん、敵の戦力分析、作戦立案・戦場での指揮まで全て86-エイティシックス-が行っています(戦場の指揮に関してはスピアヘッドが特殊なのかもしれませんが)。主人公のシンとライデンがレーナの指示に対して的確だったと見直すシーンがありますが、ある意味、戦場の兵士が指揮官の能力を上から評価しているということ。共和国で優秀な軍人として名を上げているレーナにすらその扱い。支配層のアルバと支配されているはずの86-エイティシックス-の戦闘経験・能力に差があることは明確です。
しかし、なぜこれだけ戦力に差がありそうなのに、86-エイティシックス-は反逆を起こそうとしないのか不思議です。反逆しないまでも帝国の無人機なんか素通りさせても良いような気がしますが・・・。1話でも言いましたが、自国の戦力を非支配層のみに預けるのは相当リスクがあると思います。2話で「監視」という言葉が使われていましたが・・・。
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新人兵士の講習会?でレーナが正しい歴史について新人兵士に訴えていました。現在の共和国の敵は帝国の無人機。最初、帝国は無人機を使用して攻めてきましたが、どうやらその無人機が暴走。帝国は滅んだと推測されています。残ったのは6年間の共和国への攻撃をプログラムされた無人機。共和国軍は圧倒されてしまいます。そこで使用したのが共和国の無人機。これにより帝国無人機からの攻撃を戦死者0で防いでいます・・・と、共和国軍の講師は話しましたが、レーナがそれは違うと言います。実際には非支配層で86区画に迫害されていた86-エイティシックス-と呼ばれる人々を使っている。戦死者0では決してないと。しかし、新兵の一人が言います。「そいつらは進化できなかった豚ではないか」と。レーナは共和国の中ではかなりの変人のようです。
子供のころから思想を植え付けられれば、そういう考え方になるだろうなと個人的には思います。気になったのは講習会の雰囲気。居眠り・お喋り、生徒にとってめんどくさい大学の講義かなと思いました(笑)。戦時中で新兵がこのモチベーション・・・この国、本当に大丈夫かと本気で心配です。
あと、レーナの86-エイティシックス-への想い。彼女は一度戦場を体験し、その経験から戦場で命を懸けている86-エイティシックス-を自分たちと変わらない人として感じるようになったようです。しかし、私が気になるのはレーナが無意識に86-エイティシックス-のことについて理解している風になっていないかなというところです。シンとのやり取りなどで「彼は怖い人ではない」とレーナは簡単に判断していましたが、レーナはシンに直接会ったわけではありません。また、新兵に「(86-エイティシックス-は)娯楽も提供されず、無邪気に笑うこともない。」と言っていましたが、少なくともスピアヘッドは自分たちで遊びを見つけ同世代の仲間たちと笑いあう空間を作っています。レーナは共和国内で彼らのことを気にかけている数少ない人物だと自分を認識していることで86-エイティシックス-のことについて分かった風になっているのではないかと・・・。まあ、多分私の勘違いだと思いますが(笑)
今回の話で共和国内の軍人は良くも悪くもあてにならないなと思いました。(このままだと共和国は勝手に滅びるだろうなと思います(笑))となると、話の注目はレーナとスピアヘッドの関係性、帝国無人機との戦い、86-エイティシックス-の今後は?というところになるかなと思います。・・・まだ、この物語の終着点というか目標が見えないような気がします。今後も楽しみです。
・・・帝国の無人機は本当に無人機なんですよね?
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