”お茶汲み”という花魁の話と朱音ちゃんが全くあっていないという問題。
予想通りの展開ではありますが、うらら師匠は朱音ちゃんを見定めるだけであって最初からこの噺を朱音ちゃんができるようにしようとは思っていない。
つまり、朱音ちゃんは自分でどうにかしらければなりません。
へ~。噺を自分のネタにするって、こんな手順なんだ・・・
つまり、高座でやれるようにするには師匠の許可が必要ってことですね。
兄弟子たちにも相談しますが、うらら師匠を納得させるヒントは出てきません。
そもそも朱音ちゃんに花魁は似合ってないですし、うらら師匠のような妖艶な落語も方向性として違う気がしますが・・・
ネタが少ないことも兄弟子に指摘されましたが、覚えてるだけの噺なら独学で結構あるという朱音ちゃん。
独学の噺は高座でできないですが、朱音ちゃんには自分の持ちネタを早く増やしたい理由がありました。
それは二つ目昇進に持ちネタが50席以上という条件があるから。
・・・今の朱音ちゃん5つですよね・・・10倍?
前もって噺を覚えてたら師匠に教わるときにすぐネタが上がるかと思って、これまで師匠に教わるとき以外は噺を覚えることに集中したと言います。
「最短で昇進基準を満たす。それしか考えてなかったんで」
・・・なるほど。
朱音ちゃんの目標は分かりましたが、ちょっと引っかかるものはありますね・・・。
穿った見方をすれば、朱音ちゃんの落語はどれだけ早く昇進できるかに重きを置いてるようにも見えますが・・・
考えすぎかな?
兄弟子たちも特にその辺りを指摘はしませんでしたし。
とりあえず、朱音ちゃんは花魁のことについて理解しようと足掻きます。
花魁の服を着てみたり!
おお!可愛い!
・・・美しいより可愛いが感想として出る時点で何か違うような・・・
とにかく、動きづらい着物を着ての動作にヒントを得て演じてみますが・・・
違うみたいですね・・・
うらら師匠に助言をうかがうと「デートでもしたら?」と。
・・・まともにアドバイスをするつもり・・・あります?
形から入っても駄目だったので、花魁について調べてみると・・・
でしょうね。
男を弄ぶのが仕事のような花魁。
そんな花魁の文化に朱音ちゃんが共感できるはずもなく・・・
うらら師匠を納得させられないまま、あと5日・・・
今までは噺を”知る”ことで深みを出してこれましたが、今回は知るだけでは無理と判断します。
ということは、体験するしかありません!
・・・ということで、うらら師匠の助言通り尾崎君とデートしてみることに!
・・・・・・
はっ!
あまりの衝撃に意識が飛んでしまった!
どうやら、花魁を学ぶために女性らしい言動(?)でデートを体験してみることにしたみたいです。
花魁の仕事は疑似恋愛を演出することでもあると思うので、恋愛経験乏しそう(というか皆無そう)な朱音ちゃんが本格的にデートしてみるのも意味はある・・・のかな?
でも、この朱音ちゃん・・・花魁からはイメージが離れているような・・・
尾崎君を選んだのは、消去法のようです。
兄弟子は家族みたいなものだし、ほかの知り合いは嫌がりそうだし・・・
論外なんだ、この人・・・
色気という部分では、教えを乞うのに適しているような気もしますが・・・
とにかく、やれることは全部やってみる朱音ちゃん。
噺のために突っ走ります!
ということで、今回はここまで!
う~ん、解決策が見えない(笑)
女性は恋を知ってきれいになると言いますが、花魁の色気も恋愛をすることが理解する一歩のような気がします。(結局、異性に対してどうみられるのかを意識する仕事ですし)
でも、朱音ちゃんが今すぐ、恋を知る可能性があるかというと・・・絶望的だなあ(オイ)
恋を知らずに花魁を理解する方法はあるのか?
その辺りの答えが楽しみです!
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