匡くんの「行動してるのがかっこいいよ」は中々に心にくるセリフです・・・。
大喜の「IHに出場する!」という目標を望月君に笑われてしまった前回。
自分がバカにされたことにキレるのではなく、自分自身を卑下する考え方自体に怒るとは・・・
つまり、会ったばかりのいけ好かない敵に対して大喜は「自分をそんなに卑下するなよ!」と怒ってるわけですね。
なんて良い子・・・良い子過ぎて、ちょっと引く。
しかし、望月君はこの考え。
なんてムカつく奴だ!と読んだ直後は思いましたが、本人としては別に大喜に直接言いたかったわけではなく、大喜の「IHに行きたい!」と公言する姿勢を否定するつもりもなかったようです。
同じ学校の2個上には兵頭が、同い年には遊佐君がいたことで圧倒的な才能というものを日々押し付けられていた望月君。
もう、選手としてのプライドがぽっきり折れてたんでしょうね。
ただ、わざわざ大喜の言うことを笑ったり、チームメイトに「IHに行く!なんて恐れ多くて言えないよね(笑)」と嘲笑うということは、無意識でも大喜の言うことをバカにしてる・・・もしくはムカついてるんじゃないかなあ。
私も同期が「俺は将来幹部になる!」って言った時には頑張れと言いつつ、苦笑していた記憶があります。つまり、私も同じ穴の狢か。
望月君のことはイラっとしますが、それは一番共感できるからかもしれないです。
しかし、大喜はそんな望月君の考えに若干の共感はしつつも、努力する自分を否定する望月君を認めるわけにはいきません。
針生先輩から、「負け癖」がついてることを問題視されていた大喜。
チャレンジャーでいつも「上」ばかりを見ていた大喜は、初めて望月君という「下」を意識し、明確に線引きすることができたように見えます。
本気でIHを目指す自分や針生先輩、遊佐君は・・・望月君たちとは違うと。
自分を強者だと無意識のうちに認めたようにも見えましたね。
なるほど・・・大喜が「亀」から抜け出すのにどういう展開にするのかと思っていましたが、こうなりましたか。思ったよりも自然な流れで大喜の考えに変化が出ていて展開のさせ方が上手いなあと思いました。
針生先輩の「遊佐君が出れなくて大喜的には良かったんじゃないか」という発言もここで効いてきますね。
大喜は針生先輩も遊佐君もいないことで逆に、自分はあの二人のステージに登れる人間だという意識ができるようになったので。
スポーツものの展開として熱い!恋愛ものだということを忘れそうになるくらい熱いぜ!
しかし、私が今回一番グッと来たのは匡くんと菖蒲ちゃんの関係!
いや~良い!この二人、良い!
大会に出場する匡くんに対し「優勝するのは誰だと思う?」と聞いてしまうという、ナチュラルに匡くんを優勝候補から除外した菖蒲ちゃん。
実は根は良い子の彼女は素直に匡くんに謝りますが、当の本人はこの反応でした。
全く気にしてねえ・・・。やはり達観している・・・。
匡くんも大喜とは違う人種。あんなに高らかに目標を公言はできない。
ただ、望月君と違うのは大喜のような人たちを笑わず、むしろ格好いいと思うこと。
自分とは異なるベクトルの人間をちゃんと尊重できるんですね・・・高校生なのに。
やっぱり匡くんは悟り開いてねえかな?
それでも内心では一勝でも多く勝ってやるって思ってるところは、男の子って感じで愛おしいですね。
そんな匡くんに対して「かっこいい」と言う菖蒲ちゃん。
・・・フッ。この場面、めっちゃいい。
いや、匡くん個人に対して言ってるってわけじゃないんですけどね・・・。
なんていうんですかね。
こういうの読んでると、心がぴょんぴょんしちゃいますね(気持ち悪)
やはりラブコメは恋愛に発展するまでが一番ワクワクする!!!
ということで、今回はここまで!
望月君との試合が準決勝ということは・・・決勝の相手はもしや?
望月君には悪いですが・・・もはや、決勝の方を楽しみにしている私がいます。(望月君、完全に当て馬)
にしても他校の選手の大喜への過小評価っぷりが酷くないですかね。
仮にも準決勝まで来た選手に「そんな選手居たなあ」はちょっと・・・。
あんな可愛い彼女がいるのに浮かれもせずに、ここまで来たんですよ!
あんな可愛い彼女がいるのに!・・・あんな可愛い彼女がいるのに、部活も強いのかあ・・・・
・・・望月君応援しようかなあ。(オイ)
今週のマイフェイバリット菖蒲ちゃん。
恋する直前の女の子が一番可愛い。(持論)
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