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アオのハコ #134 乗ってください 感想 千夏先輩が涙を見せられる相手はただ一人。

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青春ですねえ・・・

相変わらず、変に捻りもせずに真正面から青春を描いてくれる作品だなあと思いました。

さて、あっさりと終わった千夏先輩のIH。

あれだけ、毎日頑張っていた努力が一瞬のうちに水の泡になってしまった悲しみは私には計り知れないです。しかも、原因は自分の怪我。そして自分がバスケに連れ戻した親友によってというのが、またつらい・・・。

出典:「アオのハコ」 三浦糀 集英社

一応、ウインターカップまでは千夏先輩も残るんですね。

IH終わったら、千夏先輩が日本に残る理由がないのでは?と思っていましたが、その心配は無さそうです。気持ちがすぐに切り替わるかは別問題でしょうけども。

毎日続いていた朝練も怪我で途絶えてしまいました。今までの自分をすべて否定されるような状況の中、チームメイトにはあくまで明るく振舞う千夏先輩。

誰にも弱みを見せられない中で、大喜が連れて行ってくれたのは、周りに誰もいない川。年下の彼氏に泣いても良い状況を作ってもらった千夏先輩は、

出典:「アオのハコ」 三浦糀 集英社

普段は決して見せない表情で、「私のせいで負けた」と普段は決して聞かせない弱音を吐いてくれました。

千夏先輩・・・大丈夫だよ。涙の数だけ強くなれるから。(お前に言われても)

普段からちょっと抜けてて明るい千夏先輩ですが、今回はいつも以上に明るく振舞おうとしていました。それが、どこか空回りしているようで、痛々しかったなあ・・・。チームメイトに対して急にロボット口調になるところなんかは脈絡が無さすぎて千夏先輩らしくない・・・(いや、そうでもないか?) ともかく、ちょっと無理してる感じはありましたね。

チームメイトも千夏先輩に寄り添おうとはしますが、結局千夏先輩の笑顔の仮面は外せず。この辺りが千夏先輩と他のチームメイトとの立場の違いを表しているようでしたね。

エースでキャプテン。

同じ部員だからこそ、より大きなものを背負っている千夏先輩の懐には入っていきづらいのかもしれません。

その中で目立ったのは支えてくれる年下彼氏。大喜の前では素直に泣ける、甘えられる千夏先輩がいました。

大喜は本当にこういう時外さないですね。ちゃんと恋人のための最適解を与えてくれる。

良いなあ、こんな彼氏ほしかった。(え?)

前回の流れから、この件(バスケ部敗退)が二人の関係を大きく揺るがすかと思いきやそうでもなさそうですね。むしろ、二人の関係を強く結びつけるきっかけになったような・・・やっぱりこのカップル強すぎでは? 

物語がどう転んでも、二人の仲が進展する方向にしか進まねえ。

良くも悪くも、今後も二人の物語が壊れるような緊張感は無さそうですね。

残念、あかりちゃん。付け入る隙は無さそうだよ。

ということで、今回はここまで!

上手く行かないことすらも、キレイな青春の1ページとなる・・・心が汚れた私には眩しすぎるくらいに青春ですねえ・・・。

ところで、少し気になったことがあります。

出典:「アオのハコ」 三浦糀 集英社

この二人が付き合っていることがバレるのは時間の問題では?

女子高生をおんぶしている男子高生を私が見たら、「いちゃついてんじゃねえよ!」って悪態つきますよ。(つくなよ)

Dai

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