もう2週間前に出た動画のまとめですが、桜庭統氏のインタビューのまとめになります。
アライズは情報量が多いのでまとめるのが大変!
桜庭統氏 は冒頭で「最初見た時テイルズとは思わなかった。」と言っており、
それに合わせて楽曲作りも変化させていったようです。
1989年からゲーム音楽に携わっており、
テイルズに至っては1作目の「ファンタジア」から関わっていらっしゃいます。
テイルズ関連のスタッフでも最古参の一人なのではないでしょうか。
今回、「重め」の音楽にしてくれという指示があったらしく、
その策の一つとしてフルオーケストラを入れています。
しかも、ホールでの一発どり!
桜庭さんも初めての経験だったらしく、少し不安にもなったようです。
理由は、自分がコンピュータ上で作成した曲が再現できるのか分からなかったため。
しかし、オーケストラの楽曲団は見事に再現したようです。
生で入れるクオリティの高い楽曲があると
打ち込みのクオリティも上がると言うことで、自然に楽曲全体のクオリティは上がったとのこと。
楽曲の完成度には相当自信があるように見受けられました。
戦闘曲については
バンド物、ストリングス、フルオーケストラの3つに分かれているようで
それらの違いがよく分かるようになっているとのこと。
(ちなみに、ストリングスとは弦楽器の演奏のことだそうです。
常識なのかもしれませんが、私は知らなかったので・・・)
序盤の戦闘曲は後半の盛り上がりを重視するため、軽快な音楽にしているとのことでした。
「Land of Green」という最初に作ったフィールド曲が印象に残っているとのことでした。
今までのテイルズの曲は間を作らないように敷き詰めていく曲が多かったそうですが、
この曲に関しては敢えて間を入れたり、音数を少なくしたりすることで
空間ができるような曲にしたとのこと。
実際に聞いてみると、(どこかで書きましたが)中世ヨーロッパを舞台にした映画で
流れそうな曲という印象を受けました。
ロード・オブ・ザ・リングで流れそう。
ロード・オブ・ザ・リング しっかりと見たことないけど
というか中世ヨーロッパでもないか・・・。
桜庭さんとしては、アライズでの変化・挑戦は大分好ましいものと思っているようです。
まあ、公式動画で批判するようなコメントを出すはずもないのですが、
個人的に注目したのは
「これからの、このタイトルのスタイルになるのではないか」
とまで踏み込んできたこと。
過去のテイルズとは明らかにテイストが異なるアライズ。
アライズ以降の作品が、アライズのスタイルで行くのか、それとも元のスタイルに戻すのか、が注目されると思います。
(気が早いですが)
プロデューサーの富澤さんがこのあたりを濁しているのに対して、桜庭さんのインタビューでは大分踏み込んだ発言をしたなと思います。
そして、その発言を公式の動画でのせると言うことは、開発側全体としても実はその方向に舵を切りたいということなのかなと感じました。
個人的には、アライズが一定以上の評価をもらい、プロデューサーが富澤さんのままで行くのであれば、このスタイルで続編を作るだろうなと考えています。
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