ファミ通の記事で富澤プロデューサーがアライズについて語ったことをまとめていた記事に「開発費は前作の3倍」とありました。
前作『テイルズ オブ ベルセリア』と比べると、『テイルズ オブ アライズ』の開発費は3倍にもなっているそう。ファンからしてみると驚きの数字だが、『テイルズ オブ ベルセリア』はプレイステーション3と4、『テイルズ オブ アライズ』はプレイステーションでいうと4と5の世代になる。まるっと1世代違うので、松山氏いわく「そりゃそれくらいになるよね」と、現状の開発規模で考えると当たり前の数字になるようだ。
https://www.famitsu.com/news/202112/07242500.html
次世代機に移ったのでしょうがない、とありましたがグラフィックやモーションなど明らかに今までとは気合の入れ方が違うので、次世代機云々というよりは今までのテイルズとの差別化を図るためアライズに開発費を大幅に投資するのは決めていたのではないかなと思います。
テイルズシリーズは2010年代は短い期間で作品を出し続けることでコストを抑えて売り上げを得る戦略を取っていましたが、アライズからはお金・時間を大きく投資してもクオリティの高いものを作りユーザーからの評価を得て、海外にも展開し、より大きな市場を得る戦略に変更した印象があります。FFシリーズみたいな戦略ですね。
アライズが成功したことで、この戦略でテイルズシリーズは続けていくと思います。懸念としては1度失敗したらリスクがでかすぎることですかね。その分、あまり挑戦的なことはシリーズではできないのかもしれません。
個人的に懸念しているのは私の大好きな軌跡シリーズ。短いスパンで次々にゲームを出すという戦略はfalcomのお家芸ですが、同じくその戦略を取っていたテイルズシリーズが失敗し方向を転換。アライズで成功しました。
プラットフォームが次世代機に移るほど、開発費も重なるのは確かだと思いますので軌跡シリーズはこのままの戦略で行けるのか・・・。falcomとバンダイナムコは会社の規模も全然違うので一概には言えませんが、発売日が近いアライズと黎の軌跡でゲームのクオリティの差を見せつけられた感じがするので個人的にはちょっと心配です。・・・商売上手のfalcomなら大丈夫か。
まあ、海外でFFほどブランドとして確立していないテイルズが、今後もハイリスク・ハイリターンの戦略で上手くいくのかも気になるところですが。
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