今回、芸大生としての課題に挑んだシェアハウス北山のメンバー。
個人的には
という二つが気になりました。
今回、4人一組で3分のショートムービー作成します。
そこでシェアハウス北山の4人で組むことになりました。
しかし、3分というルールを守りたい制作の恭也と作品のクオリティにこだわり脚本を書きなおしたくない貫之が衝突してしまいます。
そんな時、恭也は先生に脚本が良くても映画として駄目になった作品の例を出され、制作の大事さ・制作もクリエイターなんだということを諭されます。
そのことで目が覚めた恭也は脚本を縮めることで3分のルールを守るのではなく、様々な手を使いクオリティを下げることなく3分に収めることを貫之に誓います。
・・・という流れ何ですが、気になることが2つあります。
まず一つが、制作の仕事って?というところ。
いや何となく分かるんですが、一般的に脚本と違って仕事の内容が分かりにくいと思います。その制作の仕事について特に作中での説明がなかった気がするので「制作はクリエイターだ、大事な仕事だ。」と言われても、へ~そうなんだ・・・という感想しか出てきませんでした。
2つ目は恭也は制作の仕事が嫌だったの?ということ。
これも何となく、恭也はクリエイターの仕事に憧れているのはわかりますが、じゃあ制作の仕事は嫌だったのかと言うことは分かりませんでした。これも制作の仕事が私の中で明確でないことが原因だと思いますが、恭也の中であった(はず?)クリエイターの仕事≠制作というところが先生に言われるまでピンと来ませんでした。
映像作品の各業務の役割について、説明する尺が必要だったのではと思います。
課題のテーマの「時間」に対して駅を舞台にすることを思いついた恭也に対して、貫之は動揺します。なぜなら自分が考えたアイデアとほとんど一緒だったからです。
恭也は「未来」に出た短編小説から無意識にアイデアを抽出したことに気づき、それは貫之が書いたものではないかと考えます。未来を知っている自分が未来に出す貫之のアイデアを奪っていることになるのではないかと不安になりました。
1話の感想でも書きましたが、未来の売れるエンタメを知っている恭也はこの業界で相当有利ではと思います。売れる題材が何か知っているわけなので。
今回、無意識に未来で出る本のアイデアを抽出したと言うことは、今後も恭也が出すアイデアは未来のエンタメの内容から引っ張ってくる可能性はある訳で・・・そこの辺りで苦悩することはあるのかな?
あと、やっぱり恭也がタイムリープする意義があんまり感じられないなあ。シェアハウス北山に住んでいるメンバーとのコミュニケーションはむしろ年相応に感じられますし、芸大での活動でも一度社会人として働いた経験が良くも悪くも影響することはない。
別に恭也が普通の大学生でも良かったのではと思います。
エンタメ業界での仕事の役割を教えてくれる尺がほしいのとタイムリープしてきた意義がなあ・・・
前者に関しては、例えば「推しの子」という漫画では、エンタメの中で各担当がどういう役割を持っていてどういう機能を果たしているのか説明してくれるので、今どういう問題が起きているか、どう解決したいのかが分かりやすいです。推しの子のように、制作という仕事について説明してくれる時間が欲しいなぁ。
後者は、恭也がタイムリープしたことでしかできないことが今のところないのでは、ということ。別に恭也が大学生の設定で芸大に進んでも特に物語に変化はないのではと感じます。これなら28歳の恭也がそのまま芸大に入りなおすほうが物語に変化が出たのではとちょっと思ったりもします。
う~ん、せっかくタイムリープしているんだったら、そこが活きるような展開がほしいなあ・・・。
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