「チェンソーマンがいなくても問題は解決する。」
この一言がデンジが無気力になっている理由を端的に表しているように思いました。
アサちゃんの活躍によりチェンソーマンの名声にケチがついてきた、ここ最近。
それは、デンジがチェンソーマンの服を着ているというだけでケチをつけてきた学生の態度からも良く表れていました。
とりあえず、こいつぶん殴りてえ
「一部の情報通」「説」「仮」・・・長々と話したうえで事実が一つも出てこないことや、その癖に「私は論理的に話してますよ?」っていう態度にイライラします。
会議の場で相手を責めることしか考えない他の課の中年を思い出しますね・・・あの野郎、人を追いつめるのは得意なくせして建設的なことは何も言わねえんだよなあ!!!(途中からただの私怨)
他にも理不尽な学生や先生に対しても言われるがまま・・・いや、何気にきっちり反撃もしてますけども、それでも元気のないデンジ。
ここまでやつれたデンジを見るのも珍しい・・・。
そんなデンジを吉田は映画に誘い、普通の人間として生きるように再度説得してました。ちゃんと「女」まで用意しているのが、吉田がこういう交渉に手慣れてるようで怖かったですね。
吉田、私との交渉にも用意してくれ。何もメリットがない? あ、そう・・・。
このとき吉田の説得で出てきた言葉を端的にまとめると
「この世界にチェンソーマンがいなくても別にいいよね?」でしょうか。
映画館に現れた悪魔はデビルハンターにより2分もかからず殺された。厄介な悪魔はアサちゃんが殺す。チェンソーマンがいなくても、この世界は滅ぶわけではない。
チェンソーマンの存在意義が今更ながら問われているようにも見えました。
そもそもデンジは別に世界を救いたくてチェンソーマンになっているわけではないです。デンジがチェンソーマンになれないと世界は何か困るのかと問われたら、デンジ自身からもすぐには出てきません。
世界はチェンソーマンに悪魔を退治して人を救って欲しい、デンジはチェンソーマンとしてただ注目されたいだけ。そのズレがここにきてデンジに大きくのしかかっている気がします。
世界の望むヒーロー像と、デンジが描くヒーロー像がマッチしないことが今のデンジの最大の悩みなのかもしれません。そもそも、チェンソーマンはそこで悩んじゃいけない気もしますが。
チェンソーマンとして何がしたいのか・・・チェンソーマンがそんなこと考えるべきではないのか。
デンジにとってチェンソーマンの存在意義という重要な判断を下すタイミングに来てるのかもしれないですね。
・・・さて、
この漫画は何故いきなりエロ漫画になった?
そして、悩みが一瞬で吹っ飛びやがったな、このエロ猿。
ということで、今回はここまで。
そういえば、デンジの夢は女の子とイチャコラすることでしたっけ?
・・・チェンソーマンになることは女の子とイチャイチャするための手段だとしたら、この女の子とイチャイチャできればチェンソーマンになる理由は無くなるのでは?(問題解決)
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