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大勢の大人に襲われる小学生女児ナユタちゃん。
絵面だけ見たらこの世の地獄みたいですね・・・。
しかし、その中にも良心と常識を持った大人もいました。
チェンソーマン世界にまともな大人がいるだと・・・!?
今世紀最大の衝撃でしたね・・・!!!(そんなに?)
この勇気ある女性により、集団の暴走が一旦ストップ。
これで少しは大人たちも落ち着きを取り戻しそうですかな・・・と思っていたら、
もうそのまま誤射して、死んでくれないかなあー!?
そんな強くもねえくせに傷跡だけしっかり残してきやがって・・・むかつくわあ、こいつ。
再び大人たちに襲われるナユタちゃん。
刹那、デンジとのこれまでの記憶がよみがえります。
・・・これは・・・走馬灯?
ナユタちゃんは自分が何者なのかが分かっていませんでした。
分かっているのは、前世はマキマという存在だったこと。そして、そのマキマはデンジの普通の生活を壊すことによってチェンソーマンが覚醒するのを望んでいたことだけが分かっています。
その願いを叶えれば自分は誰かは分かるかもしれない・・・デンジという哀れな人間に幸せを一杯詰めてそれを破壊しようとしましたが、
逆に自分が幸せになってしまったようです。
一方、ナユタを自分の家族にしたかったデンジですが、自分の過去がそれを許しません。
自分の親をその手で殺したという事実。その事実が、自分には家族を作るなんて無理に決まっているだろうという根拠になっていました。
意外に、親殺しのことをトラウマになってるんだな・・・
チェンソーマンを選んだのも心からの欲求というよりは、過去に親を殺した事実とナユタちゃんという大切な家族を持っている現実との矛盾から逃避するためだったんだろうか・・・
かつて、普通の生活を望んでいたデンジ。その生活を壊そうとしていたナユタちゃん。
その後、普通の生活を捨ててチェンソーマンを望んだデンジ。デンジとの普通の生活を望んでいたナユタちゃん。
この対比が悲しかったですね。
デンジはこのままチェンソーマンとして堕落するのか、それとも「普通の生活」というデンジにとっての超難問に再び挑むのか・・・
どっちにしてもハッピーエンドは見えてこない・・・(無慈悲)
ということで、今回はここまで。
親殺しのトラウマにより、自分には家族は持てないというデンジの深層心理が見えました。
意外に・・・普通の人間みたいなところもあるんだなあ。悲しいシーンですがデンジをより身近に感じられる回となりました。
あと、ナユタちゃんは最初、デンジのことを「可哀想」だと感じていたということは、マキマさんがそう思っていたということでしょうか・・・?
デンジへの同情心も一応あったんだな・・・そう考えるとマキマさんが愛おしくなってきたぜ。(私、チョロい)