8月発売の新作・新刊レビュー
新作は全作品、新刊はだんじょる!の3巻を読みました。
アポカリプスウィッチ 4巻も買ってあるのですが2,3巻をまだ読めていないので
レビュー・感想は後回しとします。
個人的評価☆3.5
コミカライズも決定している人気作。
シリアスなシーンを読み込ませてしまう、構成力と文章力。
個性は強いのに、親近感を沸かせてくれるキャラクターなど、
ライトノベルのラブコメでも全体的なバランスが取れた作品だと思います。
3巻では悠宇と日葵が恋愛関係になると、悠宇のクリエイターとしての障害になってしまうという事実を突きつけられ、二人に選択を迫られます。
3巻も十分面白かったですが、両想いなことが見え見えな悠宇と日葵の関係よりも
大分こじらせているだろう、姉・兄たちの恋愛事情の方が気になります。
正直、キャラクターとしても姉・兄たちの方が好き(笑)。
|
個人的評価☆3
あらすじを読んだときに、「ハルヒみたいだなあ」と思いましたが
本筋の展開もハルヒっぽかったです。
全体的には、ざっくりと前半がコメディで、後半がシリアス。
シリアスな部分は個人的に良かったのですが、前半が・・・
「世界一不幸だ」という割には、不幸エピソードが薄かったり、ちょっとツッコミがくどかったり・・・
あんまり主人公に好感が持てなかったですね。
ラストのチートお嬢様の設定を上手く利用した逆転劇は「なるほど!」と感嘆しました。
SFの部分はざっくり設定です。ざっくり。
|
個人的評価☆3
恋愛工学をテーマにした作品と言えば、色々ありますが私は下記の作品を思い出します。
実践も含めて、一番わかりやすく説明している漫画だと思うので興味がある人は是非。
で、上記の漫画の表紙からも分かるように「大人の男性」向けなテーマになります。
それを高校生に適用しようとする作品で、アンマッチな設定が逆に面白そうでしたが
マイナスな面が出た印象があります。
恋愛工学は、いかに恋愛が上手くいくかというよりは、
いかにモテるか、いかに女性と体の関係まで持って行くかの学問(?)であり、
高校生同士の恋愛では恋愛工学の知識はあまり活きてこなかったなというのが
正直な感想です。
あと攻略対象のメインヒロインよりも恋愛工学を教えてくれるヒロインの姉との方が
会話の時間も長く、関係性もより深くなっていったので、メインヒロインの印象も薄かった。
文章は読みやすく、恋愛工学についても分かりやすく解説していました。
|
個人的評価☆2.5
当初、思い描いたテーマからずれてないか?
と思った作品でした。
優秀で融通の利かない地方公務員が異世界に行って、お役所仕事をするという作品。
最初は主人公のいつもの通りのお役所仕事をしていましたが、
後半になってくると各国から異世界に来た関係者と、異世界を巡って外交上の綱引きをすることに
・・・それは、もう、外交官の仕事じゃね・・・?
また終盤には普通に異世界の命運を懸けて異能バトルを行っており、
公務員要素要るのかな・・・?と思いました。
スケールは小さくて良いから、普段は国民が毛嫌いしているお役所仕事が
異世界の人々を救うのには役立つんですよ、という話が読みたかったです。
|
だんじょるは感想では否定的なことも書きましたが、やはり他のライトノベルと比較すると
1冊の完成度が高くて面白いなと思います。
個人的に8月の電撃文庫の新刊でぜひ買ってほしい!と思う作品は・・・
無かったです。
物語や世界観に一貫性がないなあと思うのと、もっと知りたいと思える魅力的なキャラクターが
いないかなあ・・・。
言うは易しなのは分かっていますが。