やはり、性欲は人間を救うのか・・・(お前は元々ありすぎるだろう)
神父くんには性欲があると告げるアスモデウス。
なんてことだ・・・あんなかわいい神父くんに性欲があるだなんて・・・興奮する!!!(黙ってろ)
神父くんといえば、聖職者の立場以上に色欲に対しての拒絶の凄さが強調されています。
今回もイムリちゃんの裸を想像して盛り上がる男子たちに対して、血を流すほどの怒りを覚えていました。
男子たちも最低っちゃ最低なんですが・・・イムリちゃんの裸を想像して盛り上がる男子たちの気持ちはよく分かる。
その後、本人の前でもセクハラ発言を続けていたのはどうかと思いましたけどね。
でも、イムリちゃんにこんな冷たい表情をしてもらえるのは羨ましい・・・(オイ)
閑話休題。神父くんの異常なまでの性欲に対する拒絶感は院長による過激な”教育”が原因の一つなんでしょうね・・・だからこそアスモデウスは「色欲がないわけじゃない、ただ抑圧されているだけだ」と考えていました。
つまり、神父くんを癒してあげれば、彼の色欲が解放されると。
後でも書くようにこれはアスモデウスがあくまで自分の尊厳を取り戻すためにすることですし、その後に神父くんがアスモデウスの正体を知ったら大きく傷つくことは確かですが・・・
神父くんの性欲を解放させるという方向性は神父くのためを考えれば、悪くないのかな。
あくまで人間性を否定されて、できたのが「色欲に対する強烈な拒絶」なので、色欲を取り戻すことは神父くんが人間らしさを取り戻すこととイコールになるのではないかと感じます。
・・・聖職者によって失われた人間性を悪魔によって取り戻すのか・・・凄い皮肉。
方向性が間違ってないにしろ、アスモデウスが神父くんを堕とすのは自身の色欲の魔王としての尊厳を取り戻すため。
彼女は、そのためなら神父くんが傷ついても構わないというスタンスのようです。
まあ、悪魔らしいっちゃあ、悪魔らしい。
しかし、アスモデウスがここまで神父くんに執着するのは色欲よりも愛欲に近いような印象を受けます。
アスモデウスが神父くんに拒絶された場面で、
アスモデウスは悔しいというより悲しいという顔をしているように見えます・・・
男子たちのゲスな会話に傷ついた神父くんを慰める時も
まあ、色欲の魔王が何言ってんだとは思いましたが。
でも神父くんに対する愛情のようなものが見える気もします。
(あと、歌手を選んだ理由を「敬意ある色欲」を集められるからと、男の下品な色欲とは区別していたところからも、色欲に対する考えが少し変わったように感じますね。)
イムリちゃんの神父くんに正体がバレたら彼が傷つくという主張に「お前が言うな」と反論した時にも、本気のいら立ちのようなものが見えましたし・・・色欲以外にも神父くんに対しての愛情があるんじゃないかなあと思いましたね。
一方、神父くんを騙しているという意味では同じ穴の狢であることを突きつけられたイムリちゃん。
悪魔として彼を堕とせば彼が傷つくことは分かってるのに、彼を傷つけたくはないと思っている悪魔。
アスモデウスに比べたら彼女のスタンスはあまりに中途半端なところにありますが、それでもイムリちゃんには引けない理由と感情があります。
神父くんを堕として悪魔としての尊厳を取り戻したいアスモデウス。
神父くんを堕として神父くんを癒してあげたいイムリちゃん。
男を堕とす悪魔が異なる目的で、男の子を奪い合うことになりそうですね・・・・
ということで、今回はここまで!
神父くんを巡る女の戦い・・・ファイッ!!!!
前々から思ってましたが、性欲に対する激しい拒絶で自分を苦しめる男の子に対して、淫魔が救いの手を差しのべられるというのは新鮮ですね。性欲を俗なものというより、人間に必要なものとして描いてるようにかんじるというか。
あと、個人的に人間verのアスモデウス様が好み過ぎるので、神父、アスモデウス、イムリちゃんの三角関係を深く描いてくれると嬉しいなあ。・・・でも、そうなると神父くんがより深く傷つきそうだなあ・・・
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