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異世界おじさん 第59話 感想 どうやら司祭くんの倫理観は崩壊しているようです。

さて、前回まではおじさんとマガツちゃんの二人の戦い(?)を見ていきましたが、その頃一方のアリシアさんたちはどうなっているのか気になるところ。

ということで、おじさん。時間戻して♪アリシアたちを映して♪

おじさん「時間を戻すのか・・・。そんなぬるい編集・・・プロのユーチューバーとして許容できない・・・!」

は? うるせえよ。はやくやれ。

タカフミからも何か言ってくれよ。

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

てめえも、ぶん殴るぞ。タカフミ。

プロのユーチューバーぶってんじゃねえ!・・・一応プロなのかな?

ともかく、テンポがテンポがるせえなあ!このやり取りこそテンポ悪いわ!(メタ)

私と同じようにブちぎれた藤宮さんが強制巻き戻しを実行して、アリシアたちのパートを見ることになります。

解き放たれた魔物とともに、操られた騎士たちも相手にするアリシアたち。

野郎ども二人が囮になって操られた騎士たちを集め、アリシアが一気に浄化する作戦が上手く行きます。

アリシアはさらっと万能チートだよなあ、と感じました。

あと、囮になった野郎ども二人を意外にも助けに行こうとした騎士さんが、私の中で急激に好感度上昇しています。

それにしても、あの可愛らしい見た目で男たちを救っていくアリシアは本当に聖女に見えてきましたね。

はあ~。神々しい。

癒される~。

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

いや、やっぱりこええな。この子。

地味に戦闘民族のアリシア。いつか、エルフさんとおじさんを巡って女の戦いをすることがあるんでしょうか。

その時にこの世界が滅亡しないことを切に願います。

・・・もしかしたら、おじさんが現世に帰ってこれる次元の裂け目も生まれるのでは?

状況が一旦落ち着いたところで、教皇代理は司祭を問い詰めます。

大聖堂の地下から何故魔物が出てきたのか?と

司祭はどうかかわっているのか、と。

司祭「私が聞きたいぐらいですな」

・・・いや、お前、魔物出てきたときメッチャ焦ってたじゃねえか。

教会の関係者も流石に司祭のこの発言には罵声を浴びせます。

そして、教皇代理が強制自白呪符を司祭に使ってみると・・・。

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

漆黒よりも黒ですな!

しかし、開き直った司祭くん。

「この私が私利私欲のためにこんなことをするとお思いか!?」と啖呵をきります。

物語中で「ククク・・・」とか笑う奴が私利私欲で動いてなかったら、そっちの方が不思議ですが?

人民のための行動!、と胡散臭いことを言う司祭くんに対しアリシアたちは「ふざけんな」と糾弾します。しかし、教皇代理は一定の理解を示します。

「私も代行として結果を出すためにそれなりに手を汚している。最終的に民に利があるなら私に糾弾する資格などない」

なるほど・・・政治に綺麗事はないという点に関しては共感できますね。

それにしても、「資格がない」という発言からも、自分は悪人であり正しいことはしていないという認識がありそうな教皇代理。もっと我儘な権力者というイメージがありましたが、教皇代理は教皇代理なりの信念がありそうですね。

それはともかく、「毒もある程度は飲み込める」教皇代理は司祭に魔物を復活させようとした理由を尋ねました。

司祭は語ります。

①協会から横ぬきした大量の回復呪符で魔物を強制蘇生させます。

②その魔物で勇者一行を暗殺します。あ!一度は失敗しましたが次は頑張ります!

③勇者一行を殺した後に死体を強制蘇生!

④教会の意のままに動く傀儡に仕立て上げてみせましょう!!!!

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

毒(悪)が強力すぎんよ・・・

こいつ・・・小物のくせに倫理観のヤバさだけは作品中で頭3つくらい抜け出してやがる・・・

当然のごとく司祭の拘束は決まったわけですが、その時、司祭にとっては幸運にも強大な魔物が復活します。

形勢逆転の目が出てきたと目を輝かせる司祭くん。

こいつ、ずっと躁鬱激しくないですかね?

司祭くんを喜ばせた強大な魔物の名は、魔毒竜!ヴェノム・ドラゴ・・・!!!

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

司祭くん? この竜、頭が八個あるんだけど。

めっちゃ強そうなんだけど、大丈夫?

司祭くん「もうしません。ホントすみません」

どうやら、ダメみたいです。倫理観が終わってるドジっ子は本当に勘弁してほしいところです。

国の終わりを察する教皇代理。自分たちで足止めして、国民だけでもどうにか逃がすことができないかと考えていました。

本当に良いトップですね、教皇代理。アリシアたちの評価はなんだったんだろうか・・・?

そんな絶望な状況の中、しかし、アリシアたちは希望に満ちた笑顔を見せます。

それは最強のおじさんの気配を感じたから。

アリシア「ご覧あれ!邪悪への勝利を約せし真実の・・・」

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

おじさん、かっけー!!!!

いや、マジで格好いい。

格好良すぎて、おじさんに似合わないくらいだ!(さらっと失礼)

私とともにテンションが上がるタカフミと藤宮さん。

おじさんが王神剣を持っていることに気づき、更に興奮が増していきます。

最強の主人公が、超格好いい登場で、しかも超強い武器を持って現れた!

これはもう、壮絶無双の始まりですよね! ね!?おじさん!

・・・おじさん?

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

この場面でのズラしは要らないよ!?おじさん!?

え?なに。ここからガッカリ展開が来るの!

嫌だよ!やばいよ!

何がやばいって・・・

あれだけ、格好いい口上をしたアリシアが可哀想で見てられなくなるよ!

ということで、今回はここまで!

司祭のあまりの倫理観の無さと、教皇代理の割と善良な君主のところは予想外でしたが、アリシアがおじさんの登場を格好良く迎えてくれる展開は予想通りでした。

ただ、予想以上におじさんの登場が盛り上がり、読んでて私も「うおおおおお」と言いながら興奮してしまいました!

その分、ここからのガッカリ展開が怖くて怖くて仕方ないですが・・・

こんな感じで読みごたえがある話でしたが、最初に読んだ時はイマイチ話が頭に入ってきませんでした。

その理由はハッキリしています。

そう、理由は・・・おまえだ!アリシア!

出典:「異世界おじさん」 殆ど死んでいる KADOKAWA

お前の衣装がはしたなすぎて、話が入ってこねえんだよ!!!!

まったく、けしからん!

なんて素敵な衣装なんだ!!!(本音)

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Dai