今回はきららの「星間飛行」の術式が解明されていくのですが、かなりややこしい!
感想というより、きららの術式の考察・解説をしていきたいと思います。
星間飛行 の術式の特徴が下記になります。
1、各呪力に対して5つの星の名前(イマイ、アクルックス、ミモザ、ギナン、ガクルックス)を割り振る
2、星の名前が付けられた呪力は地球から遠い順に並べられる。 (イマイ⇒アクルックス⇒ミモザ⇒ギナン⇒ガクルックス)
3、 隣り合った星(呪力)同士は近づけられるが、離れた星が付いた呪力には近づくことができない。
4、離れた星が付いた呪力に近づくためには、その間にある星の名前が付けられた呪力をたどる(触る)必要がある。
5、同じ星をつけられた呪力は引き寄せあう。
6、1つの呪力には1つの星の名前しか付けられない。
7、複数の呪力に同じ名前の呪力を込めることができる。
6と7は推測も入っていますが、おそらく間違いないかと。この6と7の部分が今回の話をややこしくしてしまったと思います。
また、術式そのものとは関係ありませんが、あの駐車場には、車、駐車場のブロック、扉と、パンダ、伏黒、きららとは違う3つの呪力が込められていたものがありました。
伏黒は大量の脱兎を使用し、何に近づけるのか、何に近づけないのかを把握。
上記の星間飛行の説明の1,3,5をまず理解します。(1に関しては対象が呪力かモノかはこの時点で不明)
その上で、伏黒達をモニタールームに入れたくないきらら自身がモニタールームに入らないのを見て、きららや扉に近づく割と簡単な方法があるということに伏黒は感づきます。(きららはその方法が行われないように、伏黒たちを見張っているのだと。)
そこから、 きららの術式では 離れた星の名前が付いた呪力に近づくためには、その間にある星の名前が付けられた呪力をたどる(触る)必要があるのでは、と考えるようになります。
伏黒の頭の回転と直感の冴えが凄すぎる・・・
伏黒は玉犬しか触られていないのに、自分自身や脱兎にも同じ星が付けられているのを見て、ものではなく呪力に星の名前が付けられていることを確信します。(だから、自分の呪力で作った脱兎も同じ星の名前が付いていた。)
そして呪力の残えを探ることで、パンダを襲ったパンダと同じ星の名前をつけられた車がきらら、伏黒、パンダ以外の呪力を帯びていることに気が付きます。
おそらく、これにより 6、1つの呪力には1つの星の名前しか付けられないと 7、複数の呪力に同じ星の名前の呪力を込めることができる、を推測した伏黒。(1つの呪力に複数の星の名前を刻めるなら、パンダを襲うものにはきらら自身の呪力を込めればいいので。)
車、駐車場のブロック、扉以外に呪力を込められたものがないことを確認した伏黒は自分に付けた同じ星の名前を使っての(引き寄せる)攻撃はしてこないだろうと考えます。
きらら側ではモノに呪力を込められるのは現状きららしかおらず、そのきららの呪力にはもうギナンの星の名前が付いていたため、伏黒に付けた星の名前を込めたものは用意できないだろうと推測したからです。
しかし、予想に反してアクルックスと名がつけられたがれきが伏黒を襲います。
きららは自分の呪力に付いたギナンの名前を解除し、呪力を込めたがれきに新たにアクルックスという名前を付けて伏黒にぶつけてきました。
ちなみに、ここできららの呪力にアクルックス の名前を付けたのに、きらら自身が伏黒に引き寄せられなかったのは何故かという疑問が出てきますが、おそらく同じ呪力が付いていても、それに星の名前を入れるかどうかはきらら自身が個別に選べるんだと思います。(実際、脱兎が出てきた時も名前を入れるための仕草(人差し指を立てる)のようなものをしています。)
ここでは、きらら自身には星の名前を入れなかったという場面だと推測します。
油断したきららに背後から玉犬が飛んできました。伏黒は玉犬を解除せずに残しておき建物の壁に引っ掛ける形で留めておきました。そして、術式の仕組みを解いた(正確な星の名前のルートをたどった)後に何かの抵抗をしてきたら、きららを自分と玉犬の一直線上におびき寄せ、引き寄せられる玉犬で奇襲をかける予定だったと。
伏黒、用意周到すぎる・・・!!!
話の内容をまとめようとするだけで疲れた今回の話(笑)。
レベルの高い頭脳戦が繰り広げられました。
伏黒がカマを掛けるシーンで、きららが伏黒の表情だけでカマをかけられたと察知するシーンが大好きです。
先週のタネを明かされないとカマかけられたことに気づかない虎杖とは対照的でした(笑)。
ようやく話ができる伏黒ときらら。果たして秤やきららは仲間になってくれるのでしょうか?
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