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界の軌跡 感想66 人を殺さないという誓いはどこまで貫けるのか・・・

町めぐりも、コネクトイベントも終わり、メインストーリーが進みます。

ケビンたちはオアシスの前で集まりました。

このオアシスは20年前枯れる寸前でしたが、ハミルトン教授の治水工事で潤沢な水源に生まれ変わったとのこと。その話は何となく聞いた覚えがありますね。なんとなく(記憶力皆無の男)

ケビンはオアシスの前で準備を始めます。

俺の右目が疼く!(違う)

厨二病だと分かっていても、なぜこのような仕草にときめいてしまうのだろうか・・・。

というどうでもいいことは置いといて、ケビンの左目が光り輝き、周囲がまるで止まったような不思議な空間に支配されます。

この空間が「ヴァンのグレンデル化の前に似ている」と表現されたのはちょっと気になりますね。

現れたのは去年の映像。

そして、そこに写っていたのは亡くなったディンゴ・ブラッド。

彼がヴァンたちも入ったことのある地下水道へと進んでいきます。

・・・この時点で不穏な符号がいっぱいあるぜ!

ちなみに今の映像はタイムスリップとかではなく、場の記憶を読んだものだそうです。

兄上も言っていましたが、減少としてはサイコメトリーを思い出しますね。

サイコメトリー・・・サイコメトラー・・・サイコメトラーEIJI

うっ!トラウマが!(過激表現満載のミステリー漫画を思い出した私)

「サイコメトラーEIJI」 講談社

さて、地下水道に入っていく新ピクニック隊ですが、ケビンは改めてすーなーに付いてくるかどうかを確かめます。

「人を殺す覚悟もないのに、殺しの案件に付いてくるな」と言ってるようにも感じました。

まあ、ごもっともという感じです。

ケビンは人殺しの仕事に付いてこなくて良いと散々言ってるわけで、殺したくないと誓いを立ててる彼女たちが付いてくるのは彼女たちのエゴですもんね。

それでも付いてくるなら、そんな誓いは捨てろという風にも捉えられますが、その一線だけは超えられない二人。

お互いがお互いを思っての誓いなんでしょうね・・・

じゃあ、付いてくるなよ、とは思いますが。(堂々巡り)

それでも付いてくるのは、まあ、ラピス(とついでに兄上)が心配なんでしょうね。できれば二人にも殺しをしてほしくないのかな?

しかし、元殺し屋でこれからも修羅場が多く訪れそうな彼らが殺しをしないで生きていくというのは、ある意味ハンデを負って生きていくということ。その誓いのせいで、大切な恋人が死んだらどうするのか。

すーちゃんは、追って自分も死ぬといいます。

なーちゃんは・・・すーちゃんを殺した犯人を殺してから自分も死ぬみたいですね。

・・・やっぱり、この子、本質はヨルダたちとそこまで変わらないのでは・・・?

あと、すーちゃんを殺したやつは「殺さない」誓いの例外対象になるというのは、誓いとしては結構中途半端な気がします。

まあ、なーちゃんらしいっちゃらしいですが。

一応、兄上とラピスがそんなことはさせないと言っていましたね。

ところどころ歪んではいますが、誓いに対しての確固たる思いは聞けたケビン。

一つだけ、注文をして同行を認めます。

自殺は最も重い罪だという宗教もあるそうですしね。(キリスト教だっけ)

ケビンの忠告は至極最もですが、当のケビンが追い詰められたら自分を犠牲にしそうな気がするのがまた、何とも言えない気持になりますわ・・・

ということで、今回はここまで。

どうしても、すーなーがケビンに付いていく動機が薄い気がして、ケビンの再三の忠告を無視してついていこうとする彼らがワガママに見えてしまいますね。「人を殺したくない」というのであれば、そんな任務を受けようとする兄上を説得するほうが先じゃない?とも感じますが。

・・・まあ、兄上に口で勝てないというのは凄くわかる。

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Dai