ファンタジア文庫 「王様のプロポーズ 極彩の魔女」の試し読みを読みました。
読み終わってから知ったのですが、アニメ化もしている「デート・ア・ライブ」の先生コンビということで、確かに安定感あったなあと思いました。
死にかけた不思議で綺麗な少女・ 彩禍 に一目ぼれした少年・無色が、事件に巻き込まれ襲われてしまいます。このままでは二人とも死んでしまうと考えた 彩禍 は二人の体を不思議な力で合体。体は 彩禍 、心は無色となりました。実は彩禍は最強の魔術師であり、また魔術師が通う学園の長。少年は最強の美少女魔術師としてふるまうことになりますが・・・・という物語。
「TS」と「転生して最強」を足したような物語ですが、特徴的なのは恋の病に侵されたバカ主人公。不思議な現象などどうでもよく、ヒロインの彩禍のことばかり考えて周囲と会話がかみ合いませんでした。
例えば、 彩禍 は300時間に1回起こる世界の崩壊を1万5000回救ってきた組織の長だと説明されると・・・・
「それってつまり、単純計算でも500歳以上ってことですよね。それなのにこのお肌の張り・・・信じられない。」
いや、そこじゃねえだろ
というか計算早いな、オイ。
という感じで、 彩禍 に夢中の無色が周りとかみ合わずに周囲の人間をイライラさせるのは滅茶苦茶笑いました。
ただ、序盤の時点で読んでいる私もちょっとイラッとしたので、あんまり噛み合わない会話が続くと面白さよりもイラッのほうが大きくなるかもしれません・・・。
まあ、「デートアライブ」で実績のある先生なので、その辺りのバランスは大丈夫か。
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