今回で序章の感想が終了。
意外に今までのシリーズの中でも結構相性の良い主人公とヒロインかもしれないです。
(・・・エレインさん・・・)
前回、アニエスの曾祖はエプスタイン博士だと判明したところから。
ヴァンの中でその推測が確信に変わったのはアニエスが探したオーブメントが超現象を起こしたとき、
あの時代にそんなものを作るのは三高弟にも無理だろうと。となると、その三高弟の師エプスタイン博士しかいないと考えたようです。
当たり前だけど三高弟、全員若いな・・・
そこまで、言い当てられたアニエスはヴァンに全ての事情を話そうとしますが、ヴァンは止めます。
そこに駆けつけたのは遊撃士とCID。
現在、結社より厄介なアルマ―タの構成員の身柄を我先に確保しようと遊撃士とCIDの若手が言い争いを始めました。(いや、ルネもエレインも若いけど)
ここで遊撃士が縄張り云々言うのは意外でしたね。そういう意識は少ない組織だと思っていたので。(この青年が特殊な気もするけど)
そんな中でヴァンはルネとアニエスに状況説明。ただしアニエスのオーブメントに関わることは避けて話しました。
何かしら感づいているルネとエレインに対して、Aの構成員を一人ずつ引き渡してやると恩を売るヴァン。それでここは見逃してくれという感じでしたね。
察して、その交渉を飲むルネとエレイン。
この幼馴染の関係は、大人同士の「空気を読む」クールな関係で格好いいと同時に、仕事上どうしても隠し事が絡んでしまうため少し寂しくも感じました。
しかし、ルネは何で名前で呼ばれるのが嫌なんだろう・・・
そして一切キンケイドと呼ぶ気が無いヴァンが面白い(笑)。
そんな幼馴染の中で、唯一納得できていないのがエレイン。
ルネはヴァンが幼馴染にも隠し事をしている距離感を許容していますが、エレインはヴァンが一人で抱え込もうとしている状況を認められない模様
エレインだけは、この3人の中である意味純粋な子供の時のままなのかもしれません。
アークライド事務所でヴァンの手当てをするアニエス。
傷の治り具合が早いことに違和感を覚えます。
にしてもアニエスちゃん凄い立派だな・・・(どこがとは言わない)
あと、ヴァンのガタイも良いなあ。これに比べるとリィンは結構細かったような・・・
アニエスはヴァンに今回の探し物をすることになった経緯を伝えます。
祖母、母と渡ってきた曾祖父エプスタイン博士の手記。アニエスはその手記を楽しみながら読んでいたようです。
しかし、その手記の最後には「オクト=ゲネシスを取り戻してほしい。さもなければ全てが終わる」と書いてありました。
祖母が曾祖父が死んでから世間から身を隠した件もあり、遊撃士などの公的な機関に相談できず、スプリガンを頼ったと。
とはいえ、ここまでの危険が及ぶとは思っていなかったアニエス。ヴァンが怪我をしたことに責任を感じます。
とりあえず、かき集めた5万ミラを依頼料としてヴァンに渡して、残りの7つは自分で探しますとアニエスは言います。ヴァンにこれ以上迷惑はかけられないと。
しかし、1時間1000ミラを基本としているヴァンはそんなに受け入れられないと拒否。1万ミラだけ受け取ります。(この1時間1000ミラは、この時だけではなく他の依頼でもキッカリ守っていくのが意外でした)
あ、キャラ紹介で出てきたセリフだ(ちょっと違うけど)
このセリフはアニエスに現実を叩きつける際に言うものだと思っていたんですが、むしろ優しく説き伏せる場面で出てきてびっくり。
その上で、自分もゲネシスに興味が出てきたからアニエスが諦めないのなら手伝ってやると申し出ます。
ヴァンが申し出ていることは完全にアニエスのためだということに気づいているアニエス。
割と物分かりの良いアニエスはどうせ素直に認めないだろうと、この申し出を受けます。その代わり・・・
アークライド事務所でバイトをすることを申し出ます。
20代中盤の男一人でやっている怪しげな仕事に、16歳の女子高生がバイトで雇われる・・・
これは事案なのでは?
ヴァン自身がそのようにに思ったのかはさておき、アニエスのバイト申し出に必死に抵抗しようとするヴァン。それに対してアニエスちゃんは
あ、これもキャラ紹介で出てきたセリフだ
このセリフもヴァンのやり方に対して納得できないという場面で言うのかと思えば、素直に人を頼れないヴァンのことを説き伏せるために出てきました。
そうして、意外にも強引にアークライド事務所のバイトとして馴染んでいくアニエス。ヴァンは大した抵抗もできず、アニエスのバイト入りを認めざる負えなくなりました・・・。
というかアニエスちゃんのやっていること、バイトというより押しかけ女房では?
そして序章が終了
アニエスちゃんがスプリガンの仲間となりました。
歳の差もあって個人的にアニエスはそこまでヒロインという感じがしなかったのですが、主人公のヴァンのためにという行動や意外な押しのつよさなど、今までのメインヒロインよりも存在感が大きく感じられます。
ヴァンが素直に人に甘えられない性格なのもあってアニエスちゃんの強引さは結構相性がいいですね。
まあ、エレインが抱え込むヴァンを許容できないと悶々としている中で、アニエスちゃんが強引にヴァンのとなりで支えようとするのは凄い皮肉を感じますが(笑)
あと主人公のヴァンはもう少しニヒルな性格化かと思ったんですが、少しひねくれてリアリストなだけで、真っ当に優しいのも意外でした。あれだけ優しいなら周りに慕われているのも納得だなあと。
さて、次からは軌跡シリーズ特有のサブクエストも含めた1章から。今回のサブクエストは2転3転するケースが多くて新鮮で楽しんでいます。
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