黎の軌跡 感想126回目!
オランピアと対峙したところから。
裏解決屋が最後まで残る確率は低いと思われていました。
おいおいおい・・・裏解決屋を舐めてるな!
ちなみに私もそう思う(他のゲーム参加者を見て)
アルマ―タに協力していますが、アルマ―タがどうなろうと興味のない彼女。
それはオラシオン市民や自分の命を含めても。
じゃあ、何が目的なんだ。
・・・目的が見えてこない相手はやりづらいですね・・・
リゼットに人形のよう、と言われて「体的にはあなたの方が近いでしょう?」と返すオランピア。
触れちゃいけないところを・・・・
リゼットの体を羨ましいと語るオランピア。
初めて彼女の欲求が見れたような気がします。
彼女は人間らしい部分を完全に捨てたいのではないでしょうか?
再現・・・本物を失う・・・
やはり、リゼットは元々自分の体を持っていましたが、どこかで失くしてしまったみたいですね。
脳だけは無事だったということでしょうか。
人間らしい感覚を味わえるのは大切なことだという、リゼット。
それに対し人も結局は機械だ、と人間らしい感情をどこまでも否定するオランピア。
そこにこだわるほど、人間らしい執着になるのは皮肉ですね。
どこまでも人間らしい感情を否定するオランピアに敗北の悔しさを教えてやると言うヴァン。
・・・?
敗北しても、オランピアの無感情、無関心は変わらないのでは・・・?
いや、めっちゃ動揺した
どうやら、イシュタンティと自分が一緒に戦えば負けるはずがないという前提があっての「他」への無関心だったようです。
・・・この辺り、ちょっと分かりづらかったな・・・
ヒエっ・・・
イシュタンティが壊れたことで、今までイシュタンティのおかげで獲得してこなかった感情が一気に溢れ出してしまったオランピア。
感情をコントロールできなくなる感覚は私も多々ありますが、それらが一気に襲い掛かってくるとなると・・・想像しただけで狂いそうですね・・・。
死にたくないという当たり前の感情も取り戻したオランピア。
同時に自分が今まで人を殺してきた罪も自覚しました。
初めて自覚した苦しみから逃げるために、自分の味方であるイシュタンティに殺しくれるように頼むオランピア。
そんな彼女に現実から逃げるな、とヴァンは一喝します。
そして、オランピアの過去が判明します。
初っ端から雰囲気の重さが分かる独白・・・!!!
詳細は分からないですが、多分イシュタンティを神からの遣いと見立てた大人たちが子供をいけにえに捧げてたのかな?
そしてオランピアの番になり、それに抵抗した両親も殺されたと・・・。
どうしても生贄をささげるなら大人たちが先に行けばよかったのに
感情をなくしたいというオランピアの強い願いがイシュタンティと同調したのかな・・・
イシュタンティは彼女の望みをかなえ、彼女の”天使”となりました。
オランピアが感情をイシュタンティに預けてからの独白が、より無感情になったのはゾクッとしましたね・・・。
その後、軌跡一変な格好をしているエンペラーに興味を持たれ、庭園に入ったとのこと。
エンペラーはオランピアとイシュタンティの関係性をかなり正確に把握してたみたいですね。
しかし、本物はゲームに一切出てこなかったくせに随分と存在感あるキャラだなあ、こいつ。
あと、今回ちょい役だったからか、声がルネの中の人(福山潤さん)に変わってたのは笑いました。軌跡シリーズではちょい役の声優さんが変わることはちょくちょくありますが。
というか、普通に福山さんの声が合ってて面白かったです(笑)
完全に壊れてしまったイシュタンティ
イシュタンティのおかげでつらい現実を見ずに済んでいたオランピアは、これから一人でその現実を背負わなければなりません。
しかし、エンペラーが言っていたように、彼女はようやく生きることを再開し始めました。
リゼットはそれをどこか羨ましいように見つめます。
生き始めた彼女はこれからどうなるんでしょうか・・・
ということで、今回はここまで!
人の体は持ってるのに、人の感情を持ちたくないオランピア
人の感情は持っているのに、生身は持てないリゼット。
この対比はとても面白かったですが・・・その因縁自体が今回急に出てきたように感じたので、もうちょっと丁寧に見たかったなあとは正直思いました。
あと、オランピアの過去よりもリゼットの過去の方がよほど謎なんだよなあ。
黎の軌跡Ⅱでその辺りが分かると良いなと思います。
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