「雨と僕の物語」は黎の軌跡内で見れる映画の一つ。
内容は大人の恋愛映画となっています。
街で偶然出会った社会人のウィルとミア。軽い気持ちで付き合っていた二人でしたが、次第に心を通わせるようになります。
しかし、仕事の関係でウィルは栄転、ミアは留学となり離れ離れになる二人。
元々が成り行きでの付き合いということで、遠距離恋愛をするつもりもなく別れることになります。
ウィルに対してスッキリと別れを伝えたミアでしたが、その顔に流れるのは雨以外のものも混じっていました。
アニエスは引き留めてもらいたかったミアの気持ちに共感します。
そして、「自分の気持ちには嘘は付けない」と改めて感じていました。
ウィルとミアの境遇と、年の差という微妙にハードルが高い自分のヴァンへの想いを重ねていましたね。
フェリはそもそも好き同士が何故離れなきゃいけなかったのかが良く分からない様子でした。
大人同士の複雑な(面倒くさい)恋愛を理解できなかったフェリ。
いずれ理解する日も来るんでしょうが・・・来てほしくない気もするなあ。
フェリには純真無垢なままでいて欲しいですね。私のわがままですが。
一方、フェリとは別ベクトルで映画に全く共感できなかったのはアーロン。
欲しいと思えば即行動に移すアーロンとしてはミアの決断を尊重したウィルが理解できないとのことでしたが、ヴァンはウィルを擁護します。
そんなヴァンのレビューを「自分の経験だからか?」とアーロンは茶化します。
まあ、ヴァンは映画を観て学生時代の自分とエレインとの関係を思い出したかもしれないですね。
リゼットは男女どちらの視点で見るかで感想が変わると前置きしてから、男側のウィルの視点で映画を観ていたようです。
自分の仕事の立場上、見送る立場の登場人物に感情移入しやすいようです。
中々面白い視点だなあと思いましたが、逆にリゼットは恋愛描写についてはあまり感情を揺さぶられなかったのかな・・・?
リゼット以上に恋愛以外の面で映画を観ていたのはカトル。
雨の演出と登場人物の心の動きを重ねていたことを考察していました。
カトルなりに映画を楽しんでいたようですが、恋愛映画の楽しみ方としては少し王道とはそれているような気もします(笑)
自分が出演した映画の冷静な考察をヴァンにされて、恥ずかしがるジュディス。
露出が多かったゴールデンブラッドよりもこの映画の感想の方が恥ずかしがっているのは、面白かったです(笑)
雨と僕の物語ではアクションシーンが無い分、表情など細かいところでこだわっていたとのこと。
アクション映画じゃなくても女優としての力を見せた作品にヴァンも感嘆します。
ジュディスはヴァンに褒められて嬉しそうでしたね。
そして、最も落ち着いた感想を述べていたのはベルガルド。
映画内の両者の決断に過度に感情移入するわけではないものの、しっかりと映画の内容について感想を語っていました。
そんな色々と経験豊富そうなベルガルドの色恋は弟子であるヴァンも聞いたことがありません。
いつか語るかもしれないと含みを持たせたベルガルド。
プライベートが見えないベルガルドの恋愛は結構気になりますね・・・!
でも、元とはいえ仮にも女神に仕える教会の関係者が恋愛を語って良いんですかね・・・
ワジがいる時点でどうでも良いか。
黎の軌跡でも百合に萌えるシスターがいましたしね。
ということで今回はここまで!
現在、恋愛に興味があるかどうかで各キャラの感情移入の度合いが変わったのが面白かったですね。
ウィルに一番感情移入していたのは何気にヴァンなのでは?
そういう意味では裏解決屋の助手たちは、今はあまり恋愛に興味が無い人が多いのかな?
旧Ⅶ組のメンバーにこの映画の感想を聞いたら(主に女性陣が)結構意味深な感想を述べそうですが(笑)
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