作中の映画に対する感想まとめ
今回は、みんなのマスコットみっしぃをメインにした長くつを履いた猫が元ネタの作品「長くつをはいたみっしぃ」の感想を見ていきます。
みっしぃの本拠地クロスベルでは放映禁止の内容となっています。
軌跡シリーズお馴染み(何故かイースにも出てた)クロスベルのマスコットみっしぃ。
この映画はみっしぃのぬいぐるみを題材にした内容となっていました。
男の子が買ってもらったのはみっしぃのぬいぐるみ。その”みっしぃ”は不思議なことに自我をもち男の子と会話し始めます。みっしぃは人間になることが夢であり、そのために自分用の服を揃える必要がありました。その服を用意してもらうため男の子の願いを叶えていきます。
最初のうちはみっしいに対価である服を用意していた男の子でしたが、次第に面倒くさがるようになります。みっしぃを自分の都合のいい道具のように思っていました。
それを察知したみっしぃ。「君も我欲にまみれた人間」と言い放ち、自分よりも人間である価値はないと判断します。
いつの間にか男の子は何もモノを言わぬ猫の人形となりました。そして、代わりに男の子の中にいたのは・・・
元ネタは、主人のために口八丁手八丁の話術(もはや詐欺)を用いて主人をお姫様の婿にした有能猫を描いた「長靴をはいた猫」だと思います。
特に努力もなく、ほぼ猫のおかげで主人がハッピーエンドになった物語に対して「そんな上手くいくか」というアンチテーゼだったんでしょうか(笑)
しかし、子供たちのために奮闘する本家のみっしぃとはイメージがまるで異なる、子供にトラウマを与えそうな共和国で作成された「長くつを履いたみっしぃ」。国際問題にならないか心配です。
特にティオ辺りが怒り狂いそう。
アニエスもみっしぃの存在は知ってたのか、観る前のイメージと実際の内容が大分異なり困惑していました。
それに対し「可愛いアニメだと思って誘ったんだが・・・」と申し訳なさそうなヴァン。
その後の「楽しかったです!」と気を遣うアニエスも含めて、やはり恋人関係よりも親子関係に見える二人です。
フェリはそもそも人形が自我を持って人間の望みをかなえるというところから不思議だったようで、子供の憧れであるみっしぃが人間の子供に罰を与えるという後味悪い展開までは頭が回らなかったようです。
ちなみにヴァンはこの作品をブラックユーモアと捉えられるかどうかで評価が分かれると言っていましたが、あれをユーモアと捉えるのは中々ひねくれた人間ではないかと・・・。
そんなひねくれた人間がすぐそばにいました。
アーロンの趣味とは合ったようです。
ついでに夢を叶える人形がもしいたら・・・と公共の場にそぐわない妄想をしようとしていたのでヴァンが止めていました。
リゼットは風変わりな作品として冷静に評価していました。
刺激は強いですが、子供に道徳を教える教訓的な作品と捉えています。
それに対し、ヴァンはビクトルやポーレットに内容を伝えてユメちゃんに見せるかどうかの判断材料にしてもらおうと考えます。
リゼットも言っていましたが、ヴァンはユメちゃん思いですね。
カトルはみっしぃの人形を自分の頭の中で作りだした”友達”、イマジナリーフレンドではないかと考察しながら見ていたようです。
男の子に敵意むき出しだったので違うなと思ったようですが、すぐに不思議なオカルトだと思わずに科学的なアプローチで物語を見るのは面白い視点ですね。
人の願いを叶えるみっしぃを発展した科学と置き換えたのか、みっしぃを粗雑に扱おうとして破滅した男の子を見て重要なのは道具ではなく人の心だと改めて認識したカトル。
・・・本人に悪気はないですが、みっしぃを”道具”だという考えはみっしぃ好きから怒られそうな気も(笑)
ジュディスは映画の内容自体にはあまり興味が惹かれなかったのか、みっしぃの生みの地であるクロスベルに想いをはせてリーシャの舞台を見に行きたいと考えていました。
いつかクロスベルに観光に行きたいようですが、人気女優としてスケジュールを調整するのが難しい模様。映画関係者としては、みっしぃという可愛らしいマスコットとの落差を利用して描いたショッキングな内容は特に珍しくもないようです。
人生経験豊富なベルガルドも映画の内容に特にショックは受けなかったみたいです。
それよりも名前だけ聞いたことのあるみっしぃという存在に興味が惹かれた模様。
この映画でみっしぃに対して間違った認識をしてしまいそうなところを、慌ててヴァンが軌道修正していました(笑)
ということで今回はここまで!
意外性を狙った映画の感想としては、ひねくれた人間の方が受けは良さそうな感じがしました(笑)
子供向けと言うよりは、大人向けのブラックユーモア作品と言えるかもしれません。
個人的にはエレインに見せたらどういう反応をするかが気になります。怒り狂いそうですが(笑)
逆にレンちゃん辺りは楽しみそう・・・
可哀想なのでティオには見せられないですね。
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