黎の軌跡 キャラクター紹介!
今回は、主人公の師匠であるベルガルドを紹介。
裏解決屋の中では唯一、黎の軌跡以前に名前が出ていた人物となります。
ベルガルド・ゼーマンはグンター・バルクホルンという名の教会の神父でした。
ただの神父ではなく、古代遺物の回収を目的とする封聖省の聖杯騎士団に所属。
その中でも聖痕を持ち異能を発揮できる、12人の守護騎士の一人となります。
彼らは各々が絶大な力を持ち、聖杯騎士の30倍ほどの数である教会の僧兵庁の軍に戦力で拮抗する大きな理由となっています。
ベルガルド―――バルクホルンはその守護騎士の中でも古株であり、同じ守護騎士に何人も弟子がいるなど影響力の高い人物でした。協会外にもその名は知れ渡っています。
所属している封聖省以外にも影響力があり、対立している僧兵庁や守護騎士の存在を良く思っていない典礼省に属する教会の司祭などにも発言力があります。
結社の幹部とも面識があり、破戒はともかく鋼や深淵などの”結社の良識派”には多少の信頼を置いている様子も伺えます。
主に教会方面に絶大な力を持つベルガルドは崑崙流のヴァンの師匠となります。
学校を辞めて、彷徨っていたヴァンを見つけ龍來で崑崙流を指導。
現在の裏解決屋へと続く道を導いた人物となります。
ベルガルドには各方面で多くの弟子がおり、ヴァンはそのうちの一人でしたが裏弟子であり自分でも落ちこぼれと認めています。守護騎士でベルガルドの弟子でもあるセリスとリオンも同じ認識であり、あからさまにヴァンに冷たい態度を取ります。
しかし、何が”裏”で何が”落ちこぼれ”なのかは明確にはされていません。
一方、ベルガルドはヴァンを誇るべき弟子の一人だと考えており、問題児ほど可愛いのか、むしろヴァンを特別に気にしているようにも見えます。
ベルガルドは表向きは3年前にガイウスを庇って死んだことになっていました。
本人はアルマ―タの事件さえなければ、表に出てくる気はなかったようです。
自分の生存を隠していたのは弟子の成長と、自身をいざという時の切り札にするため。アルマ―タとは別件でベルガルドには懸念していることがあるようです。
聖痕自体はガイウスに譲っているため異能は使えませんが、今もなお他を圧倒する体術は健在です。
生きていることを隠したかったのかベルガルド・ゼーマンという名に変えた彼は、バルクホルン時代には縁が無かった趣味に手を出しワイルドに過ごしていました。
特にバイクが好きなようで、暇を見れば手入れをしてツーリングに出かけます。
出かけた先では美女との出会いがあるなど、まさに第2の人生を謳歌している様子でした。
ベルガルドはヴァンの師匠となりますが、出会い自体は師匠になるもう少し前―――ヴァンを教団事件から救った時になります。
その4年後に師弟関係となった二人。
ベルガルドは教団事件の時や高校を退学した時など、ヴァンが人生の底にいた時に関わった人物となります。
ヴァンの人生の底を見てきたからか、裏解決屋として成長したヴァンを感慨深そうに見る場面もありました。
また、師匠の誉め言葉に照れるヴァンという珍しいものも。
多くの弟子を持ち、好かれていたベルガルドは修業時代のヴァンと重なるのかアーロンのことも気に掛けます。
そんな面倒見のいいベルガルドですが、再会したヴァンに対してはあまり踏み込むことはせずに見守るスタンスを取ります。
裏解決屋の経験により成長したヴァンを大人として扱いたかったのだと思いますが、一人抱え込み消えていく選択をしたヴァンを黙って見るだけになってしまったことを最終的には後悔します。
ヴァンを救い出した後には「他人との縁は簡単には切れない」ということを優しく諭していたのが印象的でした。
ということで今回はここまで!
主人公の師匠がパーティメンバーにいるというのは無くはないですが、主人公が大人として成長した後にパーティメンバーとして関わるというのは珍しい気がします。
そのため、成長した主人公をどう扱うのかでベルガルドが少し迷っていたようにも見えました。
立場的に今後も裏解決屋に関わっていくのかは分かりませんが、ヴァンとの関係は新鮮で面白かったです。
|