空の軌跡の時(10歳くらい)からずっと一人称が「レン」だったレンちゃん。
成長して14,5歳くらいになっても、その一人称は変わりませんでした。
しかし、最新作の黎の軌跡(17歳)では”私”と一人称を改めています。
レンちゃんはどこまで一人称”私”を守れていたのか、どんな場面で”レン”が出てきたのかをまとめてみました。
レンちゃんが一人称を”私”としたのはアラミス高等学校に編入してから。(つまり1年もたっていない)
理由は身体の成長に伴い、心も一人前の女性と証明するためのようです。
他にも結社時代の”殲滅天使”――仔猫の自分と決別するためという理由もありそうです。
仔猫と別れるきっかけはヴァンがくれたともレンちゃんは話していました。
そもそもレンちゃんが一人称を”レン”としていたのは楽園時代のトラウマの経験から自我を崩壊しないようにということもありそうですが・・・。
ここからはレンちゃんが自分を”私”と呼んだ場面を振り返っていきます。
まずは学生として振舞う時。
この時はもちろん、自分のことを”私”と呼んでいます。
学生以外の外部の人間と関わるときも、”私”は崩れませんでした。
遊撃士に協力しているシリアスな場面でも”私”。
仔猫時代の知り合い―――結社の人物について話すときにも”私”は変わらず。
逆に悪ふざけでからかうような場面でも”私”でした。
そして、魔球に精神的に攻撃され疲弊しているときでも”私”と自分を呼ぶレンちゃん。
どんな場面でも大抵一人称は”私”であり、レンちゃんの中で私という一人称がかなり定着していることが分かります。
では、そんな”私”が固まりつつあるレンちゃんが”レン”とつい呼んでしまった場面はどういう場面なのか。
まずは、アラミスに転入したばかりの自分にちょっかいを掛け続けたロナールにお仕置きする場面。
ここでは興奮して一人称が戻ったと言っていました。
この頃は一人称を”私”にしたばかりなので、”私”がまだ定着しきっていない頃なのかもしれません。
実際に半年後、ロナールに再度お仕置きする際には”私”で通していましたね。
黎の軌跡でレンちゃんが自分を”レン”と呼んだ一番印象的な場面としては、リバーサイドでヴァンと本格的に再会した時があると思います。
恥ずかしがるレンちゃんというウルトラスーパーレアなものが見れます(笑)
ヴァン、ジン、キリカとレンちゃんの仔猫時代を知っていて、それでいてあまり警戒しなくていい人たちと出会ったことで油断したみたいです。
警戒心の強いレンちゃんが油断していることで、どれだけヴァンに気を許しているかが分かる場面でもありました。
この場面の最後には「自分は大人の女性に成長した」ということを印象付けるように一人称を”私”に戻していましたね。
そして、さりげなく”レン”になった場面として、最終章の異変がヴァンに関係するものだということの裏付けを求められたときがあります。
ヴァンが元凶だということを確定する役目を任されてしまったレンちゃん。
呆れたような軽い様子で「そういう役目を押し付けないでほしい」と言っていましたが、魔球に襲われても崩れなかった一人称が”レン”になってしまったのを見ると、意外に動揺していたのかもしれないです。
ということで、今回はここまで!
やっぱり黎の軌跡で”レン”になるのはヴァン絡みの場面のようです。(ティータと会話しているときも戻ってるのかもしれないですが)
心身共に十分大人になっているレンちゃんが、つい”レン”に戻る瞬間のギャップが良いですね!
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