零の軌跡から出番があり、舞台のニュースターという側面と暗殺者という側面の2面性や圧倒的な存在感を誇る(どこがとは言わない)スタイルで人気の高いリーシャ。
そんな彼女の黎の軌跡での情報をまとめてみました。
元々、暗殺者の銀の顔を持っているリーシャ。
共和国を代表するシンジケート 黒月の若き参謀であるツァオから、緊張感が高まっていたマフィアのアルマ―タに対抗するために協力の要請を受けることで共和国に入ります。
意地の悪いツァオがあの手この手で駆け引きしたのは予想できますが、特に周囲の人物を盾に脅されたわけでもなくツァオの要請を受けたようであることから、黒月との”協力関係”は切れていないようです。
ちなみにツァオが銀に協力を求めたのはアルマ―タとの対抗措置だけでなく、独断専行でアーロンを抑えつけようとした黒月の長老ギエンへの対応もあったようです。
ギエンを含めた高齢の東方人街の人々はかつて名君であるとともに暴君でもあった大君を恐れ裏切った過去がありました。そのため、大君の生まれ変わりの可能性があったアーロンをギエンは過剰と言えるほど警戒し、アーロンが大君の生まれ変わりであることを確かめ始末するという策に出ます。
そのギエンの策をあらかじめ気づいていたツァオは銀などを使ってギエンを抑え込み、長老たちが支配する黒月の世代交代を印象付け、その先頭に自分が立とうとしたようです。
リーシャは物語の最後まで黒月に協力しますが、それは共和国どころか今の自分の故郷であるクロスベルにまで影響を及ぼそうとしたアルマ―タを止めるためであり、黒月のためではありませんでした。
リーシャはヴァンやエレインとは黎の軌跡以前からの知り合いでした。
ヴァンは2年前、エレインは1年半前に出会っており、ヴァンは閃の軌跡Ⅳで帝国との軍事衝突に備えた千の陽炎作戦の時、エレインは創の軌跡で(偽)ルーファス・アルバレアがクロスベルを再占領したクロスベル再事変の時に知り合ったとみられます。
怪盗グリムキャッツを継いだジュディスとは14歳の時から裏の世界でのライバルだったリーシャ。
同い年の女の子が裏稼業を継ごうとしているところに共感できたのか、ライバルというよりは気心の知れた友達という関係であった二人。互いに誰にも言えない裏の悩みを相談したりとかなり深い関係だったことが伺えます。
リーシャがアルカンシェルという舞台のスターになったことで、トップ女優であるジュディスと表の立場も似てきたジュディスとリーシャ。
本人は否定していましたが、舞台の道に進んだのも表で活躍していたジュディスに無意識に憧れた気持ちもあったのかもしれません。リーシャが舞台の大スターであるイリアに惹かれたのもジュディスとどこか似ていた部分があったからなのかもしれないです。
銀を継いだ時の先代との関係は碧の軌跡の絆イベントで詳しく述べられています。
先代の銀、リーシャの父は銀を継ぐための厳しい鍛錬を幼いころからリーシャに課しましたが、娘に生き方を強制したいわけでも無いようでした。
その証拠に死に際の先代(自分)を殺して銀を継ぐという”儀式”を行えなかったリーシャに対して、「お前の銀はお前が見つけるがいい」と優しくアドバイスしています。
黎の軌跡の中では先代の銀の名も主にギエンが口にしており、ギエンは先代とも浅からぬ関係があったことが伺えます。
そんな黒月との関係は当代の銀であるリーシャも予想以上に深い様子も見えました。ある場面では孫たちを見るギエンにツァオやアーロンを思い出すかと気遣うリーシャの姿もありました。
これはリーシャがギエンとツァオやアーロンとの関係性を深く知っているからの発言とみられ、黒月の事情に深く精通していることが分かります。
黒月とはリーシャは小さいころから付き合いがあったのかもしれません。
一方、ギエンの孫であるアシェンはリーシャが女性であることも知らなかったので、付き合いがあったのはあくまで黒月の上層部の一部だけのようですが。
零、碧の軌跡ではあまり故郷の共和国への想いが見えてこなかったリーシャですが、黎の軌跡では共和国も大切にしている様子が伝わりました。
アルマ―タの事件が解決した(と思われた)あとも共和国の未来を見届けるために革命記念祭までは共和国に留まることを決めています。
また、クロスベルに戻っても共和国へは定期的に来たいという意思も示しており、共和国に対する想いいが予想以上に強いことが分かりました。
EDの画像を見る限り、実際に新年祭の時にもラングポートにいるようなのでクロスベルに帰ってすぐに共和国に戻ってきたようです。(それかずっと共和国にいたか)
で、ある意味一番気になる零、碧の主人公ロイドとの関係・・・
最初はヒロインという立場ではなかったリーシャですが、高い人気が後押しになったのか作品を重ねるごとにロイドのヒロイン的な立ち回りが増えている印象があります。
そんなロイドのことは今でもやはり特別なようでライバル兼親友のジュディスにもぽろっとロイドの存在をこぼしていました。
ちなみに本人は「そういうのじゃない」と言っていましたが、そこまで深い関係ではないヴァンにすら本命(ロイド)の存在はバレているようで、リーシャが好意を持っているのは明らかなようです。
・・・というか、本当に何でヴァンにバレてるんだ・・・?
やはりエリイさんはうかうかしてられないですね・・・!!!
ということで、今回はここまで!
共和国という本拠地に舞台が移ったからか、銀という立場の存在感がより濃かった気がします。
ただ零、碧、創とリーシャの物語は十分に描き切ったからか、フィーちゃんと同じでゲストキャラ的な側面が多かったですね。
黒月方面だとまだ深堀する余地はあるかもしれませんが・・・そうなるとロイドが欲しいしな・・・。
黎の軌跡Ⅱでは出番があるんでしょうか?
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