昨日、軌跡シリーズ最新作「黎の軌跡」のコマンドバトルの動画が公式サイトに追加されました。
軌跡シリーズとは、Falcomから出ているRPGです。RPGと言えば1作で全世界を舞台に飛び回り冒険をするのが一般的だと思いますが、軌跡シリーズは1作で複数の国をまたがることはほぼ無く、それぞれの国で起きる事件をその国のキャラクターたちが解決していきます。キャラクターやストーリー、設定が細かく考えられており、話しかけられるモブキャラクターたちにも設定があります。ゲームの世界観の中でまるで生活するようにゲームをしたいけど、オンラインゲームには抵抗があるという方におススメかなと思います。
この軌跡シリーズ、なんと今までで10作あるのですが(那由多の軌跡は除く)、私は昨年9月に出た創の軌跡以外は2周以上しています。1回クリアしたらやる気がなくなる私としては凄く珍しいことで、そういう意味ではDQ、FF、テイルズ、ペルソナよりもハマっていると思います。癖は強いと思いますが、興味を持った方は是非プレイしてみてほしいです。ちなみに一番おススメは1作目の空の軌跡FC。シリーズの中で最も癖がなくやりやすいと思います。まあ、終わり方がアレですが・・・。
昨日、「黎の軌跡」のコマンドバトルの動画が公式サイトで上がりました。簡易GIF動画みたいな形でこちらに動画を貼ることもできず、確認できる画面も小さかったですがそれでも見ててワクワクしました。
今までの軌跡シリーズのバトルはマップ移動型のターン型コマンドバトル。アクションのほうはFalcomの看板であるイースシリーズのほうで昔から採用しており、あえて分けていたように感じます。しかし今回の黎の軌跡ではアクションバトルとコマンドバトルを使い分けできるようになっています。何故、わざわざ開発の負荷がかかるようなことをしたのか。これはバトル(レベル上げ)の時間短縮が狙いのような気がします。軌跡シリーズはモブキャラ一人一人にこだわっており、シリーズを追っかけている人は時間軸が変わるたびにモブ一人一人に話しかけることが半ば義務のようになっています。(モブキャラ一人一人に話しかけていくことを軌跡ファンから俗にマラソンと呼ばれています。)ほかにもイベントシーンが多かったりなど他のRPGと比べてもクリア時間が長くなるゲームです。(ちなみに私の軌跡シリーズ平均クリア時間は80~90時間)。そこを短縮するために雑魚キャラとのバトル(レベル上げ)にはアクションバトルで行えるようにし、プレイ時間の短縮を図っているのではないかと感じます。実際、Falcomの近藤社長の話でも「雑魚キャラにはアクションで、強敵にはコマンドで」と言っていました。
で、前置きが長くなりましたが(笑)、コマンドバトルの動画を見て3つ感じることがありました。
①グラフィックの進化
これはゲーム画像が出た時から思っていましたが凄くグラフィックがよくなっていましたね!Falcomのゲームはグラフィックで他社のゲームより遅れているとよく言われていましたが、今回の動画を見る限り他社と比べても遜色ないレベルになったと思います。
②モーションの進化
グラフィックより印象的だったのは、モーション。創の軌跡から演出面も含めて良くなってましたが、黎の軌跡ではさらに躍動感が出ているように感じました。ただ、本当に良くなったかはイベントシーンを見てみないと分かりません。軌跡シリーズはイベントシーンが大量にあるため、個々のシーンでモーションを作ることはできず、決まったモーションを複数人に複数の場面で適用してしまい、どうしても違和感の残るシーンが多くありました。今作では特にその辺りに注目していきたいです。
③戦闘中の移動システムの変更
今までは戦闘中の移動の範囲は各キャラごとに決まっていました。しかし、黎の軌跡ではキャラの順番になったら、そのキャラはフィールド上を自由に動き回れます。その特徴が動画からも分かります。キャラクターが移動しながら、どこから攻撃するか考えています。今までの軌跡シリーズだと攻撃は攻撃だけ移動は移動だけで分かれていましたので、こういう場面はありませんでした。個人的にかなり大きな変化点だと思います。
ストーリーも今までの枠組みから大きく変わるし、ゲームエンジンも一新されるしで個人的には黎の軌跡には期待しかないです!不安があるとすれば、今年中に発売されるのかというところですかね。Falcomの特徴として①コンスタントにゲームを出す②一度発表した発売時期を延期することはほぼ無い、というのがあります。これができたのは必要以上にグラフィックやモーションの向上にこだわらないということがあったからだと思います。ただ今回はそこに対してのこだわりがあるように見え、新たなゲームエンジンでの開発でもあることから、もしかしたら発売がずれ込むんじゃないかとの懸念があります。ファンとしては例年通り、9月に出てほしいですが、どうなるでしょうか・・・。
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