今日も部活にいそしむ演劇部!
劇で使う棺ができたということで、堀先輩が中に入って確かめてみます。
・・・相変わらず、劇で使う小物のクオリティが高いなあ。
そうして、一時的に眠り姫となった堀先輩は、
鹿島のキス(頭突き)を喰らってしまします。
・・・何だこの色気の全くないハプニングは。
現場に居合わせた部員はみんな気遣います。
男の堀先輩を。
・・・女性の鹿島の方は?
というか、何で鹿島がフォローする側に回ってんの?
おかしくない?
ちなみに堀先輩がファーストキスなのは周知の事実のようです。
堀先輩、優しいし格好いいのに・・・彼女いないんだ・・・
やっぱり鹿島のせいか・・・それか特殊な性癖(足)のせいか。
(面倒くさいので)この件には触れないようにしようとする堀先輩。
鹿島くん、君も当事者じゃないの?
しかし、他の部員にもすぐにばれます。
「飼い犬に舐められたと思って忘れましょう」
「俺も良く猫とチューするんで・・・」
「おじさんより鹿島君の方が良いですよ!」
だって鹿島だし・・・
特に何のショックも抱いてないだろうし・・・
・・・・
よく考えたら女性に向かって「突発的なファーストキスだけど、特にショックじゃないよね」はかなり失礼なのではないだろうか。
・・・まあ、鹿島だからいっか。(振り出しに戻る)
しかし、この状況に納得がいかない堀先輩。
鹿島に恥ずかしがる演技をして、自分の盾になるようにと言います。
堀先輩・・・それは酷い。
ここの副題が「人の心が無い」なんですが、鹿島に人の心が無いと思わせといて堀先輩の方が人の心が無いというのは、相変わらず題名の付け方上手いなあと思いました。
堀先輩に忠実な鹿島は命令通り恥ずかしがる女子高生を見事に演じますが。
誰も信じず。
すぐに真実を見抜かれてしまいます。(堀先輩がショックを受けているという誤解以外)
しかし、この演劇部全体の認識ががより複雑な状況を生み出します。
鹿島⇒先輩に言われたとおりに演技する
堀先輩⇒鹿島が演技したことで自分もそれに対する演技をしなければならなくなる。
他の部員⇒堀先輩に気を使って、鹿島と堀先輩の演技に合わせる。
結果、演劇部の日常会話が全て演技となる。
何この茶番・・・
そもそも鹿島や堀先輩の当事者たちが気にしていないので、何も問題がないということが事態をややこしくている原因なんですが・・・
鹿島はファーストキスをして肉体的接触のハードルがさがったんだから、もっと大胆なスキンシップをやってみましょう!と提案します。
その扱いで良いのか、お前のファーストキス・・・。
鹿島「回し食いとか?」 堀先輩「それは前からやってる」
鹿島「ポッキーゲームとか?」 堀先輩「それも前にやった」
・・・お前らファーストキスよりもきわどいことやってるから気にしてないんじゃないの?
ちなみに演出担当の堀先輩にファーストキスの演出をどうするか聞いたところ。
堀先輩・・・やっぱりそんなロマンティックなファーストキスが良かったんですね・・・!!!!
堀先輩の理想を聞いてしまった鹿島は大ショック!
「やり直させてください」と言います。
堀先輩「演出しろっつうからしただけ・・・!!!」
堀先輩ちょっろ。
今後、突然鹿島に唇を奪われることが確定しました。
ということで、今回はここまで!
相変わらずの少女漫画の展開に対する見事なカウンター。
普通、物語上の突発的なキスと言うのは男女の仲をドギマギさせる定番のはずですが、この二人にとっては心に波風すら立ちません。
しかし、堀先輩は随分前に「女としても理想の顔は鹿島なのかもしれない」って言ってたのに、その鹿島からキスされてもなんとも思わないのかあ・・・。
頭の中の恋愛をつかさどるCPUがイカれてるんじゃなかろうか・・・・。
ちなみに、少女漫画の金字塔。「恋しよっ♡」のファーストキスは・・・
計5回やってるそうです。
・・・ファーストキスのファーストってどういう意味だっけ?
・・・・素早いキス?(ファストキス)
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