ありのまま、起こったことを話すぜ!
「主人公が死んだと思ったら、推しのアイドルの子供として生まれていた」
何を言ってるかわからねーと思うが俺も何を見ていたのか分からなかった・・・
異世界転生とかタイムリープとかそんなちゃちなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片りんを味わったぜ・・・
ということで、「かぐや様は告らせたい」で有名な赤坂アカ先生原作の人気作!
ついに一話が放送です!
大人のお医者さんが、推しのアイドル(16歳)の子供として生まれ変わってしまったという衝撃的展開で始まる今作。
この設定、滅茶苦茶背徳的なものを感じてしまいますよね・・・。
だって、推しのアイドルが合法的に赤ちゃんプレイをしてくれるんですよ?
そんなの興奮するに決まってるじゃないですかあああああ!!!!(変態の叫び)
このように男の理想も詰まった作品。
しかし、アイドルの裏事情、世間の酷い反応、そしてアイドルの死など。基本的には暗い感情に寄り添った作品となっています。
1話の中心はあくまでアイのはずですが、やはり転生したアクアとルビーの印象が強かったですね。
本人たち、本気で自分たちが普通の子供だと偽る気があるんだろうかという対応をしているのが、一番笑いました。言葉使いがマセてるとかいうレベルじゃないんだよ・・・営業かじった社会人のレベルなんだよ・・・
あと、ヲタ芸しているアクアとルビーの動画はリアルにあったらマジでバズると思いますね。私も10回くらい見ちゃっいました・・・
ただ、やっぱり大人の記憶を持っている二人が外見が幼い子供なのを利用して周りの大人(特に社長の奥さん)を良いように振り回しているのは、見ててちょっと苦い顔をしてしまいました。基本的にはリアルな側面を描く作品なので、そういうシーンをギャグとして流しにくいというか・・・。
ルビーとアクアが重度のオタクすぎて、言動についていけない時もあるんですよねえ・・・。特にルビーは良くも悪くも純粋すぎて・・・ガチで引くときがある(ひどい)
1話で重要になったのは「愛してる」という言葉。
人を愛するということができず、でも人を愛したいアイが本当の「愛してる」を求めていきます。
だからこそ、アイはアイドルとして偽の愛を口にします。
いつかファンへの言葉が本物の愛になることを期待して。
だからこそ、アイは16歳でアイドルと子育ての二足の草鞋になってもルビーとアクアを生みました。
いつか我が子への感情が本物の愛になることを期待して。
アイは死ぬ直前になるまでアクアとルビーに「愛してる」とは言えませんでした。
本気で「愛してる」と言える自信がなかったからです。
しかし、死ぬ間際になって我が子にどうしても「愛してる」と言いたかった。
そして、言った。
その言葉が本気の「愛してる」であることをアイは感じて・・・そのまま亡くなりました。
私はこのアイの最期は、ある意味ハッピーエンドだったんじゃないかと感じました。
少なくともアイは、人生をかけて追い求めていた目標をかなえて死ぬことができたので。
・・・ルビーとアクアにとっては、決して認められる考えではないでしょうが。
さて、この1話!
なんと一時間半ありました!
いや~凄いですねえ。鬼滅の刃ですら一時間ですよ!
力の入りようがこれだけでも分かります。
製作のスケジュールも大変だろうに・・・どうしてもアイの死までいれたかったというスタッフの熱意を感じますね。
それを踏まえて、私の率直な感想です!
長い!!!!!!!
面白かったけど、見るのに疲れた!
・・・徒労感が映画を見た時のそれなんだよなあ・・・
これがテンポのいいギャグ作品とかならまだしも、芸能界の裏事情とかアイの死などの重たい内容、あとミステリー要素も含んでいてある程度は真面目に考えながら見ないといけないという作品。
それを1時間半見るのはしんどい・・・
今後、1話が1時間半のアニメがあったら・・・映画を見る覚悟で見るか・・・そのままスルーしちゃうかもしれないです。
さて、1話のまとめの感想ですが・・・
素晴らしかったです!
作画、演出、シナリオ構成、すべてが高水準!
アイの死まで描いたことで、キレイにまとまった一本の映画を見たような気分にもなれました。
原作の推しの子をこれ以上ないほどアニメとして表現していたと思います。
ただ・・・先ほども書いた通り1時間半は私には結構つらかったなあということと、芸能界の裏事情を語るシーンはやはり、どうしても苦手です。
若干テンポが悪くなってるなあと感じてしまうことや、そもそもがこの裏事情を知って良い気分になれない。yahooを開くと出てくる、見たくないネガティブなニュースを見てしまった時と同じ気分になってしまいます。
アイドルを素敵な嘘をつく職業と作中で謡うのであれば、私にも芸能界を素敵な嘘のままでいさせて欲しい・・・(涙)
作品のテーマ的にしょうがないですけどね・・・。そもそも、そこを嫌がるなら見るなと言うツッコミも分かります。
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