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推しの子 第百三十話 感想 かなちゃん、ルビーのためにヒール役を引き受ける。

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アイと一緒に活動していたニノさんと会ったことで、自分の母親がどういう人間だったか分からなくなってしまったルビー。それが、「アイの演技」にもダイレクトに影響します。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

何年も前に亡くなったアイのことに執着し、憎み、そして愛していたニノさん。

そんな感情をぶつけられるアイはどういう人間だったのか・・・

自分にとっては憧れのアイドルで、優しいお母さんだったからこそ、ルビーにはアイの本質が余計に分からないんでしょうね・・・。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

泣くまで追いつめられちゃってるよ・・・

そんなルビーに、かなちゃんは憎まれ口を叩きながらも励まします。

しかし、励まされてるルビーはかなちゃんの役者としての今後も背負って、アイ役に臨んでいました。

B小町を抜けるかなちゃんのことを心配して・・・

かなちゃん。

だからこそ、ルビーにはアイを演じきれないと言うかなちゃん。

・・・個人的にはルビーは真っすぐに我がままってイメージですが。

いや、ここで言う「真っすぐ」は性格いい悪いの意味合いではないのかもしれませんが・・・。何だろう? 「ルビーはアイを演じるには純粋すぎる」という雰囲気は何とも受け入れがたいですね。

割と口悪いし・・・自分の中で「大切な人」と「どうでも良い人」をナチュラルに仕分けしている気もするしなあ・・・。少なくともルビーに「純真無垢」ってイメージはないかなあ。というか、一回暗黒面落ちてんじゃん、ルビー。

それはどうでも良いとして、アイを演じるにあたり、ルビーがこれだけ抱え込む理由としては、いい作品にしたいという理由以外に、自分と周りの家族が過去に決着を付けるための作品だからという理由もあるようです。むしろ、そっちの理由がかなり大きそう。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

並々ならぬ覚悟ですね・・・。

純粋に作品に集中してるわけではないとも言えるかもしれませんが。

背景はともあれ、良い演技をしたいという気持ちは痛いほど共感できるかなちゃん。

ここでルビーのために、友人としては最悪の一手を打ちます。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

あーあ。あーあ。

それするかあ・・・それしちゃうかあ・・・。

なんとなく予想ははしてたけども・・・

過去にアイがぶつけられた嫉妬と憎悪を、リアルな感情を乗っけてルビーにぶつけるかなちゃん。

同じグループにルビーがいなければ、私はもっと輝けたのにと。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

それによりルビーが抱く孤独と失望は、かつてアイが抱いた感情。

この感情が分かれば、ルビーはアイの気持ちに共感でき、アイをもっとうまく演じられるはずです。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

そのために友達を一人失う覚悟で、かなちゃんは汚れ役を引き受けます。

友情と演技。躊躇いなく後者を選び取ることが、かなちゃんの役者としての覚悟を感じますね・・・

ということで、今回はここまで。

個人的には「あ~そっちの雰囲気に行くのかあ・・・。」と思ったのが、率直な感想です。

最近の推しの子で一番面白かったのはロリ天使のギャグキャラ化だったので、そこからはもっと爽快でライトなノリの方向に行く方が私の好みだったんですが・・・ちょっと残念。

それが今回、私が話にあまり入り込めなった理由の一つ。

話に入り込めなった理由のもう一つは、かなちゃんのヒール役が唐突過ぎるなあということ。

今まで一番ルビーを気にかけてた人間が、突然ヒール役になろうとするのはちょっと不自然かなあと。ルビーがこのかなちゃんの「演技」を素直に受け入れるのもう~ん、ですし、「演技」だと見破るのも話が進まないしで、う~ん・・・・。

あと、かなちゃんが「ルビーさえいなければ」と思ってたのはリアルな気持ちのようですが、新生B小町は、むしろかなちゃんがセンターになれる素質あったのでは?と思っていたので、それも私の中で腑に落ちなかったですね。

まあ、それと・・・・率直に言っちゃうと・・・

スキャンダル未遂起こした挙句に自分はやはり役者だ!ってアイドルやめる人がルビーに憎しみ抱くほどアイドル真剣にやってたんだろうか・・・

って思っちゃいましたね。

なんか、かなちゃんに厳しいのかなあ・・・私。

かなちゃんというキャラを好きなのは確かなんだけどなあ・・・。

ハッ!これが愛憎の気持ち!(違う)

Dai

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