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色欲の魔王が色仕掛け無しで神父くんを堕としているのって地味にすごいような・・・
自分のアイデンティティを隠したまま、戦ってるわけですもんね。
アスモデウス(色欲の魔王)に狙われるアリア(色欲の魔王)を護衛するという、ひどいマッチポンプに巻き込まれている神父くんたち。
ミハイルは何考えてんだかよく分からないですが・・・宿敵との戦いを目の前にして神父くんはアクセルがかかった状態。護衛対象のアリアを守ることに何の疑問もないようですね。
イムリちゃんの顔wwww
気持ちはよく分かるぜ・・・
この魔王、演技力が高すぎませんかね?
アスモデウスだって知らなければ読者である私も騙されてます。
女性はみな、女優だと言いますが・・・魔王も例外ではないのか。
くっ!!!!
これが演技だという事実が辛くて耐えられない・・・!!!
どうにかしてアスモデウスとアリアに分かれてくれないものか・・・と真剣に考えてしまうほど、アリアというキャラに魅力を感じてしまいます。
演技だと分かっていてもそういう気持ちにさせられるのだもの・・・神父くんが堕とされるのもしょうがない気がしますね・・・。
さて、文化祭の最終日ということでイムリちゃんかアリアのどちらを神父くんが選ぶのかという勝負の日となっています。
その勝負の日に目についたのはイムリちゃんの自信・・・もとい、慢心でした。
神父くんが自分に惹かれてることを知って舞い上がってるように見えるイムリちゃん。
勝負に対しての不安が予想よりも少なく、きっと自分を選んでくれるという希望に満ちていたように見えました。
ゆえに、アリアとの勝負を真正面から受けすぎている気がしましたね。
アリアがどのようにアプローチしたのか、どのような策を講じてきたのかを探ることもなく、神父くんがどちらを選ぶのかを馬鹿正直に神父くんにゆだねてしまいました。
しかし、神父くんは光であるイムリちゃんに惹かれれば惹かれるほど、幼いころ虐待で受けた闇が心の中で濃くなってしまう。
いつも人に対して誠実なので見落としてしまいますが、神父くんは人間恐怖症なのかもしれないですね。人に対して自分をさらけ出すことにを避けようとしているように見えます。
一方、アリアには自分と同じような闇(虐待経験)がある。
護衛対象、自分と同じ傷を持つ者。自分が守らないといけない者という”言い訳”ができる人物。
神父くんが他人に自ら近づくために必要なものは、この”言い訳”だったのかな・・・。
今回、アリアを選んだことで悪の道を選んでしまったと比喩されていましたが、神父くんが悪の道を選んだのはある意味当然の選択だったのかもしれません。
アリアもイムリちゃんも(その先の狙いはどうであれ)神に隷属する神父くんをただの人間にしたかった。
であれば、光よりも闇に飲み込まれる方が”人間に堕ちやすい”のは自然なこと。
イムリちゃんは、”神父くんをどちらが堕とすか”の勝負を受けてしまった時点で負けていたのかもしれないですね・・・・。
ということで、今回はここまで。
神父くんも心配だけど、イムリちゃんも協会に確保されそうで心配・・・。
初っ端から、神父くんが今回の選択を選んでしまったことを後悔しているようなモノローグが流れたのも胃が痛かったです。
しかし、あの神父くんが無意識とはいえ、あんなにあっさりと悪の道を選んでしまうとは・・・アスモデウス・・・流石、色欲の魔王! 人を堕落させることにかけては最凶ですね。
くそ!神父くんの代わりに俺が生贄になってやる! 俺を誘惑しろ、アスモデウス!
俺なら0.00000001秒で堕落するぞ!(・・・・それはもはや堕落してるのでは?)