エクソシストを堕とせない 54話 感想 罰は罪人側では決められない

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学園ラブコメ編(白目)の後日談。

出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

アリア・・・もとい、アスモデウスは歌姫を引退。

この引退コメントは神父くんにボコられる前に撮った物でしょうか? 魔王が事前に引退コメントを撮ってたと考えるとなんかシュール。

別にコメントする必要もなかったのに、ファンに向けて最後のメッセージを送るのは律儀ですね。本人も「歌姫」というポジションに、意外に愛着があったんでしょうか。

出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

一方、人類の希望であった神父くんが暴走したことにより協会は大混乱。

対魔王の強力武器を自分たちではコントロールしきれないと分かって、慌てふためいているようです。

読んでて正直「ざまあ」と思ったのは秘密です。

出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

また、イムリちゃんを悪魔だとして神父くんから遠ざけようとする計画も破綻。

暴走する神父くんを諫めたのがイムリちゃんだという事実がある限り、安易に二人を引き離すのも危険ですね。神父くんが協会の敵となるのが現状最大のリスクかもしれません。

出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

そんな感じで、みんなが神父くんの取り扱いに困っているところで、ミハイルはこの表情、この発言。

強いなあ・・・こいつが一番強いかもしれない。

ミハイルを見ると妙に安心できます。神父くんにとっては頼れる味方の一人になっていくかもしれないですね。というか、なってくれ。

今後、神父くんの周りが敵だらけになる予感しかしねえから。

出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

しかし、周りの糾弾よりも、早く、強く神父くんを責めているのは神父くん自身。

今まで、敬虔な神職者として自身を律してきた神父くんにとって、自分が感情の赴くままに暴れたということは耐え難い事実なんでしょう。

女性を性的な目で見てしまっただけで目をえぐり出すような子ですからね・・・正直、自死しようとしていないのが不思議なくらいです。

そんな神父くんの罪の意識をそのまま受け入れるのはイムリちゃん。

神父くんを堕とそうとしている自分、あの怒りがいずれ自分に向けられると分かっていながら、それでも神父くんの幸せを願う気持ちに嘘はありません。

有馬あるま/フカヤマますく出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

この言葉は自分にも向けてるのかな・・・。

いずれ裁かれるとしても罰は罪人の側では決められない。

・・・イムリちゃんにはどんな罰が下るんでしょうか。

できればイムリちゃんにも幸せになってほしいんですが・・・

このように神父くんには罪ができ、イムリちゃんの罪はさらに深みを増した今回の事件。罪以外に残ったものとすれば・・・

神父くんのイムリちゃんへの見方・・・・

くっそ!性の喜びを知りやがって!!!(古い)

ということで、今回はここまで。

ここから、イムリちゃんを意識し始めた神父くんとのドキドキ同棲生活が始まる!?

とウキウキした気分には一切なれませんね。この二人の距離が近づけば近づくほど二人の罪が増えているような気がするのが苦しい・・・・。人と悪魔だろうが純愛ならば良いじゃない・・・。

あと、神父くんが暴走してしまった原因としてイムリちゃんがやり玉にあげられそうなのも怖い。

出典:「エクソシストを堕とせない」 有馬あるま/フカヤマますく 集英社

神父くんが変わってしまったのは近くにいる女(イムリちゃん)が誘惑しているからだ!とか判断されそうな気がするんですよねえ・・・

まあ、事実100%なんですが。

Dai