有希ちゃんに腕抱き着かれるのは本当に羨ましい。
突如現れた生徒会長に、生徒会へと誘われる政近君。
しかし、その誘いを断ってしまいます。
征嶺学園の生徒会は政財界の大物とのコネが作れて将来が約束されるものであり、大変かもしれませんが、それだけのメリットがあります。
そして何より現生徒会は美人が多い。
いや、それにしたってレベル高すぎるだろう・・・生徒会長、一発殴らせてくれ。
しかし、人手不足と男子が一人だけという状況に政近を是非欲しいと言います。
次期生徒会長有力候補の有希ちゃんが推す人物。そして中学に生徒会の副会長経験もあるということで、生徒会長は政近を十分に評価していました。
生徒会に入るメリットは大きく、自分を評価されてるにも関わらず生徒会へ入ることを頑なに拒否する政近。
自信のなさではなく、自己否定からくる達観の表情がよく表れてる・・・
漫画ではまだ明らかになってませんが、政近の自己評価の低さには天才にしか分からない悩みというものがあります。・・・・うん。この悩みを小説で呼んだ時には「ハァ?」と青筋立てちゃうくらい凡人には分からない感覚でしたね。
それでも天才なりに苦しいんだろうなということも分かります。
「ボールルームへようこそ」のマリサ先生が言っていた「人にはその人なりの地獄がある」という言葉を政近を見ていると思いだしますね。
さて、16話と17話のサブタイトルは「やめて!俺のために争わないで!」というもの。
よくあるやつですよねえ・・・男の側がピエロになる展開で。女の子同士は実際には争ってなかったり、争ってても男の「俺のために争わないで!」という一言で冷めてしまったり・・・ハイハイ、そういう展開ですね~
ガチで争ってんじゃねえか・・・!!!!
こんな美少女二人に争われる政近・・・許すまじ!!! 市中引き回しの上に斬首しなければ!!!
・・・フウ。一旦落ち着きましょう。
2人がなぜ争ってるかを整理します。
政近が生徒会には入りたくないという態度を示したことで、残念・・・というか心配そうなアーリャ姫と有希ちゃんの二人。
有希ちゃんはあくまで軽い感じで、それでもしつこく、生徒会に誘います。
この中だと政近の境遇を一番知ってる人物ですし、自分の能力を発揮することに消極的な政近をどうにかしたいんでしょうね・・・
それにしても有希ちゃん、政近に引っ付きすぎじゃないですかね? 羨ましすぎて血の涙が出そうなんですが・・・!!!
よし、市中引き回しの上に斬首だな!(判断が早い)
一方、こちらも自分の能力を発揮しようとしない政近を心配しているアーリャですが、不器用で嫉妬深いアーリャ姫は有希ちゃんに抱き着かれてる政近にイラっとしてしまいます。
普段の政近は不真面目で生徒会にはふさわしくないというアーリャ姫。その発言を待ってましたとばかりに有希ちゃんは噛みつきます。
「それは幼馴染としては聞き捨てなりませんね・・・。」
アーリャ姫の発言は9割9分は嫉妬ですが、次期生徒会長候補として争う有希ちゃんに政近という強力なパートナーをつけたくないという思いもあります。
つまり、この争いは生徒会長選挙の前哨戦ということ。
良かった!良かった! 政近を異性として取り合ってるわけじゃないんですね!
いや~こんな美少女二人に奪い合われるとか、そんなクソ羨ましいことじゃなくて良かった・・・
・・・あれ? なんか政近をどっちがよく知ってるかの争いになってない?
あと、アーリャ姫の「一番近くにいるのは私」発言は大胆すぎる告白の部類に入らない?
・・・政近・・・やっぱり市中引き回しの上に斬首な!!!(結論)
ということで、今回はここまで!
ちくしょう・・・政近の何が良いっていうんだ・・・!!!
ちょっと顔が良くて、頭が良くて、実は仕事もできる有能ってだけのこんな奴・・・・
ちくしょう!神様不公平すぎやしないかい!
アーリャ姫も有希ちゃんも好み過ぎて・・・マジで悔しがってる私がいますね・・・良い大人なのに・・・
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