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今回は敗者のウマ娘にスポットが当たったような気がします。
まずはクリーク&殺意の波動を飛ばしていたイナリワン。
JCで負けたクリークはイナリワンの殺気にざわつく周りの声など全く聞こえずに、次戦の対策を練っていました。フォークインとはしばらく戦うことはないでしょうし、練っていたのはオグリに対する対策でしょうか?
既に次の戦いのための準備を進めるクリークを見て、オグリとクリークの二人ばかり注目される状況に苛立っていた自分を恥じるイナリワン。
戦い続けるためには、ひたすらに努力し続ける必要があるということを示された格好になりましたね。
しかし、努力することすらできない者も・・・
アルダンは不治の病ともいわれる屈腱炎を発症。いつレースに戻れるかも分からない状態に。
それを唖然とした表情で効いていたチヨノオーですが、彼女もダービー戦以来走っているのを見たことが無いような・・・。
戦うことすらできないウマ娘たちの無念さを彼女たちから感じました。
そして、戦うことはできながらもトップには一向にかなう気がしないウマ娘も一人・・・。
ヤエノムテキは人一倍努力しながらもオグリ達のいるトップ層に手が届く気がしません。
必死にもがきながらも光ははるか遠く。そうこうしているうちにウマ娘のピークは過ぎてしまうことを先人たちは教えてくれている。希望は見えない中での、努力は果たしてどれほどの絶望感なのか・・・
トップの座を奪い返し、守っていくためにはひたすらに努力し続ければならないウマ娘。
努力することすらできないウマ娘。
努力しても光が見えないウマ娘。
誰が一番つらいのか、ということを口にすることすら野暮なのかもしれません。
「ボールルームへようこそ」という作品の「それぞれに地獄がある」という私の好きな言葉を思い出しました・・・。
それでも、やはり私のアルダンが「諦めない」と強がりを言うシーンが私には辛かった!!!!
私の・・・私の・・・アルダンが・・・(お前のではない)
こんなに健気に・・・うぅ・・・。
自分の怪我を素直に明かしたうえで、気品すら感じられる顔で堂々と宣言するアルダン。
見舞客(チヨノオーちゃん)を心配させまいとする綻び一つない対応。
強がりとしての演技力を評価するならば、完璧です。・・・完璧ゆえに
それでも本心をチヨノオーちゃんに察せられているのが悲しい。
もはや完璧な演技だけでは誤魔化せない、ウマ娘として重大な怪我を負っていることが分かります。
あれだけの強がりを見せられてはチヨノオーちゃんとしては傍で慰めることもできない。
一人で不安と絶望を抱え込まなければならないなんて・・・
今すぐ私が病室に行って抱きしめてあげたい!(ただのセクハラ)
もう一度、アルダンが走ることはあるんでしょうか・・・気になりますが、絶対に後悔しそうだから史実は確認したくないです。(断固たる決意)
ということで、今回はここまで!
「敗者」というくくりにもいろいろな立場があると分かった今回。
キャラクターの9割が美少女という作品にはありえないくらいの、この重苦しさが流石シンデレラグレイと感じました。
辛い・・・苦しい・・・興奮する(オイ)
一番興奮したのは・・・チヨノオーちゃんがアルダンが屈腱炎を発症していることを知った時の顔ですかね。
素晴らしい・・・素晴らしい絶望の表情だ・・・!!!!
・・・・私の性癖は絶対にこの作品でゆがめられてると思う。