会話のテンポが上がったことと、登場人物の立ち位置がハッキリしだしたことで物語を安定して楽しむことができた3話。そういえば、原作もこのあたりから面白くなってきたなあと思いだしました。
あと、たんもしはやっぱり作画がいいなぁ。
テンションが高い唯が会話に入ってきたことで会話のテンポが上がってきた3話。また、君彦と渚の会話もテンポが上がったことで、基本的にボケ・ツッコミを繰り返すたんもしの日常会話が数倍面白くなった気がします。(あと演出も淡々とした演出から、ボケのところなどを強調する演出になっていたりメリハリがついてきたような)
会話のテンポが良くなったことで、唐突な展開に疑問を感じる余白もなく、今までよりすんなりと物語に入っていけました。
物語を安定して楽しめるようになった理由として、キャラクターがハッキリしてきたというのもあるような気がします。渚は本来の優しい一面が目に付くようになり、君彦はそんな渚を探偵(の助手)の先輩として達観した立場からサポートしていきます。登場人物の立ち位置、人となりが明確になった印象です。
1,2話はキャラクターが掴みづらく、ふわふわした感じで見ていたので、3話は地に足をつけてみることができました。(ちなみに1,2話の範囲は原作でも似たような印象でした。)
個人的に少し残念だったのは、渚がどういう想い、どういう経緯で君彦のもとを訪れたのかということを原作の地の分をほとんど引用して渚に喋らせたこと。視聴者に理解させるのに最も確実な方法の一つではあると思いますが、せっかく映像化したなら映像で視聴者に悟らせるような演出にしてほしかったなあと感じました。
今までの中では、1番楽しめた3話。
でも、まさか唯の話を2回に分けるとは思わなかったので、ちょっとビックリしました。作画が崩れることが基本ないことも含めて、相当気合い入れて丁寧に作っている印象は強いです。
このままのペースで行けば、原作2巻分を12話くらいの感じですかね。
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