今、最も重要だと話題の自己肯定感。
ありのままの自分は存在するだけでもいいと肯定することですが、幼いころに親の愛がなければ育たないとも言われます。
天使様はその親の愛を一切受けられなかったことで、例にもれず全く自己肯定感がないことが7話で分かりました・・・。
誰にも優しく、誰にも迷惑をかけない。
そんな学校での完璧な天使様は生まれてくるのを望まれなかった女の子でした。
周の家に来た千歳は言います。
「学校でのまひるんはつまらなそう・・・」
誰にも笑顔を振りまく天使様は、逆に言えば素を隠しているということ。
周と一緒にいる時の、ちょっと口調がきつくて割と感情的な椎名真昼を覆い隠しているため、窮屈なのは当たり前です。
・・・ペルソナって言うんでしたっけ?
社会的仮面?
その場その場で適切な自分を演じるのは誰しもあることですが、それでも100%素の自分を見せないのは難しいはずです。
天使様がそれを可能にしているのは、親からの愛を一切受けてこなかった孤独な子供時代でした。
実の子供に対して、愛を向ける気が一切ない両親。
元々が政略結婚。両親ともに子供を作る気がなかった中で、一夜の過ちで生まれてしまったのが天使様でした。
・・・もう、その時点でお前らが悪いじゃねえかとも思うんですが。
逆にその責任を感じるからこそ、天使様を大学卒業までは面倒見るってことですかね。
どっちにしろ、自分勝手だなあ。
・・・子供に直接「要らない子」って言える人生は空しそうですね・・・。
子供のころから一切、親の愛情を受けてこなかった天使様。
親に振り向いてもらうために、成績が優秀で真面目ないい子である努力をしてきました。
頑張って頑張って・・・それでも親は自分に注目してくれない。
学校ではちやほやされても、それは偽りの自分。
褒めてもらいたいから、素の自分を誰にも見せられない。
素の自分を見てくれる人がいないから、ありのままの自分を愛してくれる人を見つけられないという、八方ふさがりに嵌ってしまった天使様。
「困るなら生まなければ良かったのにね。」
冗談も混じるように・・・しかし、普段は出さない砕けた口調の違和感が、何よりもこれが本音であることを示してるように感じました。
このセリフは悲しすぎる・・・。
しかし、そんな彼女の横には素の彼女を愛してくれる周という存在がいます。
「もっと見ていてください」
「捕まえておいてください」
もはや愛の告白を超越した何かを感じるセリフでつづられる天使様の願い。
周囲の子供たちとは異なり孤独だったため、嫌いだった春の季節。
そんな季節も周が横にいると思うと好きになってきました。
・・・好きな人といることで世界を見る目まで変わってくるという割とありがちな歌詞が天使様を見てると説得力を増してくるように感じてしまいましたね。
「あの日、あの時、あの場所で君に会えなかったら」
今回の話を見て、小田和正さんの有名な「ラブストーリーは突然に」の歌詞を思い出しました。
天使様が「要らない子」と言われたのは、周が雨の日に傘もささずにブランコに座っている天使様を見た日。
あの天使様を見なければ周は天使様に声をかけなかっただろうし、天使様は周に素の自分を見せる機会などなかったと思います。
天使様が人生で最大級のショックを受けなければ、人生で最も愛おしい人には出会えなかった。
そう思うと人生って不思議なんだなあと感じちゃいました。
さてさて、7話で他に注目した点。
樹が周に「地味系男子」と言う場面。
どう見てもただのイケメンだろうが!!!
これで地味系だったら、私は何だ!?ああ!?(理不尽な怒り)
お次はぬいぐるみを抱っこしている姿を写真に撮られる天使様。
可愛い、可愛すぎる、天使か(天使だ)
こうい幼い服装をすると小学生みたいにも見えますよね。
それなのにスタイル抜群なんだから、もう!もう!!!(ただの変質者)
最後に「今日のところは・・・全身で捕まえておいてください・・・」と周に精一杯甘える場面。
・・・天使様の幸せを願わずにはいられない・・・!!!!
ということで、今回はここまで!
天使様の子供時代を知ることで、より愛おしさが増した7話。
そりゃあね、こんな子がいたら守ってあげたいと思いますよ!
ね、周君!
だから、もう、観念して告白しちゃいな!!!!!
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