シン達の本当の心情を深く理解しようとしない連邦側もあれですが、歩み寄る姿勢を一切見せない86-エイティシックス-側もう~んという感じ。
特にシン達は「出なくてもいい」と言われている戦場に自ら出てるので・・・
選択の自由が与えられている状況の中での行動の責任という辺りが共和国編とは違うところかな?
レギオンの大規模攻勢
前回でシン達が戦場の仲間に忌み嫌われている理由がいまいちピンと来てなかったんですが、なるほど棺桶機体の実験に付き合わされていたのもあるみたいですね・・・。
部隊長のグレーテは86-エイティシックス-用に共和国が作った機体・・・安全性を完全に無視して機動性だけを重視したジャガーノートを元にレギンレイヴを開発。ジャガーノートよりはマシな安全性を確保しているようですが・・・結局ピーキーな性能を持った機体を動かすことができるのは86-エイティシックス-のみ。他の兵士は満足に動けず、損害数も多くなっているようです。86-エイティシックス-たちに合わせて作られた機体に乗って死亡率が高まるなら、そりゃ文句も言いたくなるわな。
でもユージンたちは従来の機体に乗っていたから、やっぱり単なる嫉妬の方が大きいのかな?
ちなみにグレーテが機動性を重視する機体を作ったのは、自分が戦場にいたころ戦友が鈍重な従来機ヴァナルガンドで逃げ切れずに死んだため。・・・何とも言えないなあ
連邦はレギオンの大規模攻勢を予測。敵撃破率がトップのレギンレイヴ部隊(損耗率もトップ)をまとめるなどして戦場の部隊を再編成し備えることにしました。
しかし、レギオンの動きが分かるシンは連邦の予測をはるかに上回る数が押し寄せてくることを把握。上層部に連絡しますが、現実味がないと却下されます。
今まで無能な共和国の軍にこき使われた影響で、シン達は上層部を信用していないのだろうと見られて「連邦は違う。君たちの味方だ」と諭されます。
・・・シン達を「哀れな86-エイティシックス-」と同情していることに、理由はよく分からないですが不快感がありますね・・・。
86-エイティシックス-は何のために戦うのか
しかし、今回の話でシン達 86-エイティシックス-側もどうなんだろうと思うところがありました。
シンが上層部に申告したことを、結構きつくライデンが注意した場面。
理由はシンの能力が知られてしまうから。シンのレギオンの動きを把握できる能力は異質でありレギオンと戦う立場からすれば是が非でもものにしたいもの。連邦側に知られてしまえば、モルモットにされる危険性があります。
「連邦人は自分たちで思っているほど聖人君主じゃねえ」「ここでも連中と俺たちは同格じゃない」
言っていることはもっともではあるのですが、じゃあ何で連邦側で戦場に立っているのか? というところが気になりました。
ライデンは明らかに連邦のためにと戦場に立っているわけではありません。今まで、共和国に無理やり戦わされてきた状況であれば「国のために」とならないのは分かりますが、今回に関して86-エイティシックス-は戦わなくてもいい状況でわざわざ戦場に出てきています。
であれば、少なくとも「連邦側の勝利」のために戦わなくてはいけないと思うのですが、彼らはかつての86-エイティシックス-の仲間たちへの弔い、もしくは死に場所を探すために戦っているような印象を受けます。
そんな理由で戦うのであれば連邦側の兵士が邪魔に思うのも仕方ないような気も・・・。
逆に上層部に申告したシンは、連邦側にすこし情が移り始めているのかな~とも思います。
キリヤ・ノウゼン
今回も一人、癒しを届けてくれたフレデリカちゃん!
唯一シン達の境遇を真に理解して接してくれる人物です。
そんなフレデリカから、レギオンにとらわれた騎士 キリヤ(キリア?)・ノウゼンについて話を聞けました。
彼はシンと同じくノウゼン一族の一人。(・・・ノウゼン一族ってなんだ?)
ギアーデ帝国の女帝フレデリカに仕えていた真面目な騎士だったようです。しかし、市民の反乱で周囲の親しい人物が殺されてしまった彼は、次第に壊れていきます。
そして、決定的だったのは守るべき存在のフレデリカの死(実際にはエルンストが助けている)。
このことで、怒りから呆然自失となってしまったキリヤ。
そこをレギオンに狙われ、脳を取られてしまいました。
このことに責任を感じたフレデリカはシン達にキリヤを救ってくれるように頼んだのでした。
まとめ
同情心だけで86-エイティシックス-に接してくる連邦側と内心では一切信用していない86-エイティシックス-たち。
まあ、上手くいくはずないよね、というのが正直な感想です。
来週あたりこの関係性のもろさが表面化するのかなあ・・・。
連邦側に一番先に絆されそうなのがシンっぽいのが意外なような、そうでもないような。
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