ダンダダン 第154話 感想 くそったれな世界に現れた変人警察官

ダンダダン

家族を全員失った頭間。

彼が連れられたのは同じような境遇の子供たちが集められた家。

比較的幼く、目つきも悪かった頭間は、当然のように年上組からの洗礼を受けていました。

出典:「ダンダダン」 龍幸伸 集英社

心に傷を負った子供たちが、狭いコミュニティに集められたら、こうなる方が自然なのかな・・・。

そして、虐げられた頭間がこのような考えになるのも自然かもしれません。

「こんなクソみたいな世界、ぶっ壊してやる」

出典:「ダンダダン」 龍幸伸 集英社

世は世紀末!!!

この前のコマで頭間が「戦争を仕掛けるぞ!」と言うんですが、まさか警察に仕掛けに行くとは思いませんでしたね・・・

他校のヤンキーどもに仕掛けに行くのかと思ったぜ。

普通は不良を追いかけるはずのパトカーを、不良たちが囲む姿は中々シュールでちょっと怖いです。

しかし、弱い者いじめではなく、より強い存在に喧嘩を売りに行くところは、頭間らしい気がしますね。

頭間はこのパトカーに乗っていたメッチャ口調の悪い警察官と取っ組み合いに。

「ゴミ」「カス」「コラ」「ボケ」を2コマで使い切る警察官には驚きましたぜ・・・。

ヤクザみたいな警官だ・・・大阪の警察出身かな?(例の動画の影響)

どっちがヤクザかわからん

この頃から喧嘩が強かった頭間は、相手の警官を圧倒しますが、

出典:「ダンダダン」 龍幸伸 集英社

そこで、オカルトの化け物相手にも即座に拳銃で対応する、あのトンデモ警察官が救援!

あなた、頭間の過去に深くかかわる、こんなに重要な人物だったのか・・・。

初登場の印象は変人警察官モブだったのに(普通に失礼)

頭間を捕縛した警察官。頭間の少年らしくない鋭い目が印象に残ったのか、生い立ちを調べ、頭間の壮絶な過去を知ることになりました。

一方、大人たちは頭間をシステマティックに少年院に数年放り込み、多少の矯正をしたところで、釈放、そして、問題を起こしたら、また放り込む・・・を淡々と繰り返そうとします。

少し冷たい印象もありましたが、大人たちもこれが仕事ですよね。自分に近しいわけでもない、多くの不良たちを扱うにはある程度の諦めと淡々さにより、不良たちを既定のシステムにぶち込むのが一番効率良いのかな、とも感じました。

しかし、あの変人警察官はそのシステムから頭間を抜き出します。

何と、釈放された頭間を引き取り里親になることを決意しました。

おお・・・、随分思い切った決断をしましたね・・・。

自分を捕まえた警官が里親になるという展開に、当然、頭間は反抗しますが。

出典:「ダンダダン」 龍幸伸 集英社

あえなく返り討ちに。

いくら喧嘩が強いと言っても、真面目に鍛えている警官には勝てないんだなあ。

ハハハハハ、思い知ったか少年!これが大人の力だよ!(お前は何もしてないだろう)

そんな私の子供に対する哀しいマウントは置いといて、

世界に絶望して、暴れることしかできない少年と不器用な警察官の共同生活が始まりそうです。

凄く私好みの展開!

ここから頭間がどう矯正されていくのか楽しみですね!

まあ、現在、頭間とこの警察官は疎遠になっていることを考えると、また一悶着ありそうですが・・・

ということで、今回はここまで。

世界をぶち壊したいと思っている。

あれだけ、壮絶な過去を持っている。

それなのに今の頭間は他のキャラと比べても比較的冷静で紳士的にすら見えていましたが、やはり、過去では荒れに荒れてたんですね。

そこから変人警察官に矯正されて、現在の頭間が出来上がったと。

今の頭間と荒れてた頃の頭間を比較すると、見事に強制されたことが分かりますが、それでも最終的に里親の警察官の下から離れたのはいったい何故なのか・・・気になります。

しかし、今回のダンダダン・・・全体的に90年代の少年マガジンを思い出しましたね。

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