界の軌跡 感想155 自分が主人公の小説が送られてくるのって、怖くない?

界の軌跡

昨日の夜の事件を誰も気にしていない、アンカーヴィルの住人たち。

他にもアンカーヴィルでは少し不思議なことが・・・

それはボケていたヘルマン爺さんが正気を取り戻したこと。

今までボンヤリとしていた会話が嘘のように、ハキハキと答えてくれます。

「ボケ」って治るんですね・・・

・・・逆に死期が近づいたかのように見えますが。

ご自身の体がまずい状態であることに気づいたのか、「最後」という言葉を繰り返すヘルマン爺さん。

しかし、ヴァンたちがこれから苦難にさらされることも示唆しており、なんか預言者みたいな雰囲気の人物になりました。

・・・割と重要人物なのかな?

空にも不思議、というか不審な出来事が。

今日の宇宙計画に合わせて軍事演習を行うということで、超大型飛空艇が空を舞っていました。

軍事演習はまだ理解できるとして、そのためにこれだけの戦力を投入しますかね。

まるで大戦に備えるかの雰囲気に見えますが・・・。

そのような不穏な空気を感じつつ、裏解決屋は普段通りに依頼をこなしていきます。

今回の依頼はあの有名な小説「陽だまりのアニエス」の作者を知りたいというもの。

あの小説って、作者不明だったんだ。

しかし、依頼元は通信社ですか・・・通信社で分からないものを調べろってかなり難易度高いですね。

さて、「陽だまりのアニエス」はアンカーヴィルが舞台に書かれており、実際の住人も登場人物のモデルになってるようです。

特に、主人公の少年記者の名前が「エドウィン」ということで、明らかに記者のエドウィンがモデルになっています。

へ〜。記者が出てくる話なんですね!(知っとけよ、オイ)

いや、多分読んだと思うんですけど、あんまり記憶にないんですよね・・・。なにせ記憶力がないもので・・・。

それはともかく、これは普通にエドウィンが作者ではないかと思ったのですが。

エドウィンも作者は知らないということ。

6年前に匿名でこの小説が送られてきて、エドウィンが送り主の希望で匿名で出版したという経緯のようです。

・・・自分が主人公の作品を、よく世に出そうとしましたね。(というか自分が主人公の小説を送られてくるって、なかなか不気味では)

あと、ジャーナリストならその匿名の人物が誰か気になると思うんですが、調べようとはしなかったんでしょうか? エドウィン記者にしてはその辺りがあっさりしているのはちょっと気になります・・・。

ちなみに小説とともにメダルと手紙も付いていたとのこと。

なおさら怖えな。

その手紙の内容は、

「もう一人の”別のアニエス”へ渡してください」でした。

本当に怖いな!

一気にミステリーっぽくなってきましたね!

この手紙に書かれているアニエスは裏解決屋のアニエスで、間違いないんでしょうかね?

気になる点の一つは「時が来れば、彼女は必ず現れます」と書いてあるところ。

アニエスのことを知っている、はともかく、アニエスがアンカーヴィルに来ることを知っている、はまるで未来を読んでいるかのような印象を受けます。加えて、アニエスがアンカーヴィルに来てはいたが、このメダルを受け取るときにはアニエスはいなかったという点で、「未来予知」が少し外れている点も気になります。

もう一つの気になる点は、「もう一人の”別のアニエス”」という表現。「もう一人」、「別の」という似た意味を重ねて使っています。つまりこの2つの言葉は違う意味で使っているということ。「もう一人の」が小説のアニエスではない裏解決屋のアニエス・クローデルを意味しているのならば、「別の」は・・・”アニエス・クローデル”が・・・二人いると言っている?

ということは・・・つまり・・・分かんねえ(オイ)

ということで、今回はここまで。

今回の依頼、色々と興味深い依頼でした。

気になることも多くありましたが、その中の一つとして、記者エドウィンが自分が主人公のモデルになっている小説でヒロイン役を務めるアニエスについて何も言及していないのがありますね。

記者としては絶対気になると思うんですけど。

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