大統領の宇宙計画が本格的に始まったのは3年前に大統領選で当選してから。

さらに言えば、ヨルムンガンド戦役開始の1ヶ月前からとのこと。
重要な計画が始まった直後に帝国からの攻撃が来るとは・・・大統領としては内心焦ったでしょうね。
それでも彼は、軍、CID、MK、理科大学を巻き込み、この夢物語のような壮大な計画を着実に進めていきました。
人を巻き込んで協力させる能力は、鉄血よりも上かもしれないぜ・・・。
これが「取るに足らない政治屋」は謙遜がすぎるのでは?

さて、ここまで”時の揺り籠”と抽象的な表現をされていた”宇宙計画の撃破目標”ですが、具体的にその正体が明らかになります。
目標の正体は「女神の至宝」・・・だそうです。
うん、だろうね!
世界の巻き戻しなんて大事を起こせるのは女神の至宝だけでしょう!
結社が関わってくる時点で、予測できましたね!
その至宝はゼムリアという世界を封鎖し、ゼムリアの人々の思考誘導も行っていたと、大統領は語ります。思考誘導とは・・・ゼムリアの人々がこのゼムリア大陸を囲む海の向こう側にはなにもないと思い込んでいることを指しているんでしょうか?
大陸の全ての人々に影響を与える至宝。世界をループさせる時点でそうかもしれませんが、今までの至宝と比べても凄まじい力を持っているように感じます。

そのループに関してもより具体的な説明が出てきました。
至宝は”世界の評価”を行い、1200年周期の巻き戻しを実行しているとのこと。
1200年・・・・
1200年!?
この世界をループさせているのは予想してたけど、そんなに長い年月をループさせていたとは・・・
つまり、大崩壊からやり直させているということですか。
”ループの期間”に関しては間違いなく空の女神とも関係あるんでしょうね。
あと、個人的には”世界の評価を行ってからループするか決めている”というのは意外でした。問答無用でループさせていたのかと。
評価を行って合格だったら、ループしない・・・ということですかね?
神様の審判みたいな感じですね・・・。

大統領と協力関係にあった斑鳩も、至宝の詳細までは知らされていなかった模様。
斑鳩に伝わる回天の対応のために大統領と協力したが、その回天の詳しい内容までは姫も把握してなかったようです。・・・元トップ(剣仙)は絶対に知ってたんだから、教えてあげればいいのに・・・
ちなみにMKは至宝のことまで把握していた・・・いや、大統領が情報を共有していたようです。
同じ協力者でもMKと斑鳩では立場が違ったのか・・・。

そのMKから至宝の名前が刻の至宝であることと、引き起こされるループを「グランドリセット」と読んでいることが伝えられます。
グランドリセット・・・かっけえな!
という良い年した中二病の感想は置いといて、MKの危機管理AIはこのグランドリセットを阻止する目的で作られたことが判明します。
危機管理AIのグランドリセット危機予測は、リベール、クロスベル、エレボニア、バベル事件を経て可能性を上昇させたとのこと。
しかし、帝国とのヨルムンガンド戦役では逆に可能性が下がったようです。鋼によるゼムリアの支配と人の隷属はグランドリセットの判断に待ったをかけたと。
つまり・・・人が大きな力で支配されたほうが刻の至宝の評価は高いということでしょうか? ・・・”人が行う罪”を危険視している・・・のかな?
そういえば、第八のゲネシスは”人の罪”を観測する装置でしたが・・・グランドリセット前に人の罪を測ろうとしていた、とかあり得るんでしょうか?
なんで、そんなことをしたんだと問われれば・・・わかんないけど(オイ)

教会も結社もこのグランドリセットのために備えていたようですが、彼ら以上に準備をしていたのが今作の騒動の中心となっているエプスタイン博士、ハミルトン博士、ドミニクさん、そしてクローデルの家系の勢力。
でも、アニエスは最近までそれを知らなかったのは確かですよね。準備していたというこのメンツにアニエスが加わるのはいささか疑問がありますが・・・
三者三様でグランドリセットに備えていた者たち。しかし、彼らの備えにはある種の”割り切り”があったとのこと。・・・言い換えれば”妥協”なのかな?

その妥協を、大統領は大統領という立場上許すことはできないようです。
妥協には”アニエス”の身も関わってくると予想できますが、わざわざ「大統領として」相容れないと言っているということは世界的に何かしらの犠牲を払わないといけないことも示唆してるように見えます。
大統領の計画は果たして成功するのか!?
ということで、今回はここまで。
グランドリセットに対して、少なくとも4つの勢力が準備していたことになりますが、大統領以外の勢力は一旦大統領に任せて、静観してる様相です。
・・・高みの見物にも見えるのは穿ちすぎでしょうかね?
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