界の軌跡 感想24 ゲネシスという厄介な危険物を作ったエプスタイン博士とは・・・

界の軌跡

探索も一段落。

裏解決屋はゆっくりとお茶をしている間、改めてアニエスの曽祖父であり黎の軌跡から話題の中心であるエプスタイン博士について意見を交わします。

この人を話すうえで、まず出てくるのはやはり弟子である三高弟。

エプスタイン博士の手記にはその三人のことも書かれていたようです。

「少々」独特・・・少々・・・う〜ん。

はた迷惑な人たちだと思うよ。(はっきり言った!)

まあラッセル博士は茶目っ気が合ったからまだ良かったけど、シュミット博士については才能がなければただの社会不適合者ですしね・・・Ⅶ組もマジで被害被った事もあったしなあ・・・(遠い目)

個人的には私が研究室にいた頃のわがままな教授に似ていて、嫌いなんですよね・・・(超私怨)

ちなみにエプスタイン博士の手記にはシュミット博士が鉄道を、ラッセル博士が飛行船を作ることを予想する文もあったようです。そして、実際に二人はそれを作ったと。

・・・まるで未来を読む能力を持っていたかのようですね。

そんなエプスタイン博士の最後の「予知」がゲネシスのこと。

「ゲネシスを8つ全て集めなければ、すべてが終わる」というなんとも不吉な予言。

個人的に気になっていたのは、これだけ断定した言い方をしているのに、研究者らしからぬ抽象的な言い方をしていること。

ページが破れていたか摩耗していたかで、読めないんでしたっけ? それでも「全てが終わる」は大雑把な表現に感じます。

あくまでも、ただの予知だったからなのか。それとも他に、詳細な表現ができない理由があったのか。

あと、アーロンも指摘していましたが、ゲネシスが共和国の各地にバラバラに散らばったのも気になるところ。盗まれたにしては、一つ一つがばらばらになってるのも変ですし、それだけ大事なものが簡単に何処かに行ってしまっているのも妙な感じです。

・・・どこか作為的なものを感じますね。

ゲネシスは「観測する」装置。大君の傍にあったのも、大君を観測するためだったと考えると、腑に落ちる気もします。

そして、ゲネシスがヴァンの魔核を観測した結果によるパンデモニウム化の発生だと推測すると、ゲネシスが観測しているのは「人の負の側面」の要素が強いように感じてしまいます。

アニエスも言っていますが、今のところエプスタイン博士が完全な善人かは疑問が残りますね。

まあ、何かしらの正当な理由があってゲネシスを作ったんだと思いますが・・・正直、「厄介な装置作りやがって」というのが私の感想です。関係者のアニエスには悪いですが・・・

しかし、アーロンは今更、エプスタイン博士がどんな人だろうが気にしないとフォローします。

「サウナでスイーツ貪るような中毒者でもない限り」

流石の所長もそんなことしないって・・・ほら、所長もキレてんじゃん。

キレてる理由がちょっとズレてる気もするけど。

サウナでスイーツは流石に美味しくないでしょ・・・と思っていたら、ジュディスが「本場のレミフェリアではサウナでマシュマロ焼く」という余計な情報を付け足します。

・・・・やりたかったんかい・・・・。

まあ、体に悪くないなら、別に強く止めはしませんが・・・体に悪くないのかなあ? よくわからないけど、腹こわしそう。

と、しっかりオチはついたところで、裏解決屋の活動を再開しようとしたところ、アニエスの同級生であるオデットとアルベールが登場。

レンちゃんから生徒会業務を引き継いだ二人ですが、まだ仕事量の多さにアップアップしているみたいです。

情けないなあ・・・レンちゃん一人がこなしていた業務くらい二人でちゃんとこなさないと!・・・いや、レンちゃんがこなしてた業務か・・・私がこなせる仕事量の10倍くらいはありそうだな。二人じゃ無理か!(結論)

ということで、アニエスが生徒会のヘルプに行き、一時裏解決屋から抜けることに。

・・・今作、アニエスが目の届かないところに行くと、一気に不安が増すんですが、これなんだろう・・・。

そして、ここで章の区切り!

めっちゃ中途半端なところだな!?

こんな平和な章も珍しいですね。・・・嵐の前の静けさのようでちょっと不気味ですが。

ということで、今回はここまで。

エプスタイン博士・・・未だに人間像がわからない方ですが、シュミット博士やラッセル博士のお師匠様と考えると、絶対変人だろうなという確信が持てますね(ひどい)

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