やっぱり軌跡の世界観をしっかり説明しようとするのであれば、8クールくらいはいるな!と思ったアニメ化でした(笑)
まあ難しいですよね、これだけ設定多くて複雑だと・・・
でもラヴィちゃんという素晴らしい美少女を生み出してくれて感謝です!
軌跡シリーズを10作以上やってきた私。
最初は、人形兵器を「なんだこいつら・・・厄介な・・・!!!」と思ってましたが、
最近は「あ~ハイハイ。それなりの強さの雑魚敵ねえ~」くらいにしか扱ってませんでした。
まさか、アニメの最大の障壁になるとは・・・!?
まあ、数で押されるときついのは分かってましたが、ヴァリマールでも対処できなかったのは驚きです。(市民を守る必要があったとはいえ)
このことで示されたのは結社は全力で人形兵器の増産に踏み切れば、一国の軍事力と渡り合えるってことですね。
・・・やっぱり怖いな、結社。
そして改めて思ったのは、結社は悪党だということ。
・・・うん。今更ですね!
今回ノーザンブリアの手助けをしたのは、帝国からの目を結社から逸らしたかったからだそうです。
そのためだけにノーザンブリアという国には無くなってもらっても構わないと。
・・・黎の軌跡では破戒はともかく痩せオオカミさんとか黄金蝶さんは結構助けてくれるので、結社が極悪組織だということを忘れかけてました。
そうですよね。この人たち、計画のためならある程度の人間が亡くなっても気にしないですもんね・・・。
それにしても、私の信用できない記憶では閃の軌跡Ⅲで結社と帝国は(途中まで)手を結んでいたと思うんですが・・・この時にはまだ敵同士だったということですかね?
本当に閃の軌跡Ⅲが始まる直前で協力関係になったんだろうか・・・?
さて、黒幕であったジェイナさん。
ラヴィちゃんに「人形兵器を止めろ!」と言われると止める代わりに2つの呪いのどちらかがかかるという仕掛けを用意していました。
一つの呪いは、今後ノーザンブリアで生まれる子供は全員異形の魔になるというもの。
もう一つの呪いは、異形の魔物が地上にあふれ出るというもの。
人形兵器によりノーザンブリアがぐちゃぐちゃになるか・・・それとも呪いによるノーザンブリアがぐちゃぐちゃになるかの2択を突きつけてくるジェイナさん・・・。
・・・・なぜ、そんなことするんです?
「良いでしょう♪」
そうですか。この人話が通じないんですね。
よく分かりました。
しかし、ジェイナさんの正体は何なんでしょうか?
この世界、”呪い”って”帝国の呪い”のように超特殊なものしか出てこなくて、呪いをそんなに簡単に掛けられる世界ではないはずなんですが・・・
ジェイナさんは「ある一滴が将来の支配者の血となったが、その支配者が支配する前に英雄たちがノーザンブリアを支配した。そのため、呪いが英雄たちにかかった」というようなことを言ってました。・・・ような気がします!(自信なし)
この支配者というのがジェイナさんだとしたら・・・”一滴”と言うのは魔の力?・・・・リィンの鬼の力のような大陸外の存在?
・・・明確なことは分かりませんが、ジェイナさんは興味深い存在ですね。
もしかしたら、軌跡シリーズ最大の謎について、この人から分かるかもしれませんよ!!!!
ってタラちゃんに殺されてるし!!!!
なんでだよ!?
タラちゃん、洗脳してたんじゃないのかよ!?
そこら辺の説明なさすぎるよ!?
・・・・結局、ジェイナさんって何ものだったんだろう・・・?(振り出しに戻る)
最終回ということもあって、時系列的に次の作品である閃の軌跡Ⅲに出てくるメンバーがいっぱい出てきました!(ちらっとだけど)
まずはリィンの生徒になる皆さん。
動く姿は見れなかったけど・・・髪が短いミュゼが見れて大満足だよ・・・私は!!!!
そして、ローゼリアさんも登場!
あれ・・・?
結構大人びて見える(実年齢は誰よりも大人)
見た目は10歳くらいの女の子のはずですけど、アニメだと10代中盤・・・いや、後半くらいに見えるなあ・・・これはこれで・・・
あとはレンちゃんも登場だぜ!イエーイィィィッィ!!!!(嬉しすぎてテンションおかしくなる)
これ、ジェニス王立学院の制服ですよね!? 多分。
すっごく貴重じゃありませんかね!? 壁紙にしようっと!
そして、なんと不遇の主人公ケビンも登場!
よかった・・・ケビンにも出番があって・・・
でも、アップの絵を移さないのひどくない?
やっぱり不遇じゃないか!
まあ真面目な話、私はケビンとリースのコンビが一番好きなのでこの二人の出番があって本当に嬉しいです。
さて、最終話ということで、シリーズ全体の感想なのですが、
シナリオ構成の人・・・途中でわけわからなくなったな。
と言うのが正直な感想です。
まあ、正直危惧してたことではありました。
ただでさえ情報量も人も多いゲームのややこしい設定の国のややこしい状況を描くということで、シナリオ混乱しないかなあ・・・と思ってたのですが、見事に混乱してたように見えました(笑)
話が進むごとに、話の展開が強引になっていくのが見てて分かりましたね。
特にタラちゃん。・・・裏切ったと思ったら裏切ってなかったり、洗脳されてると思ったら洗脳されてなかったり・・・話の展開の都合で右往左往してたなあ・・・。
イセリアもそうですが、途中からメインキャラの深堀をするよりも、話を動かすことに必死になってたようでしたね。
アニメ制作の方々が物語の大筋の流れを誰も把握できなくなって、ラストまでに何とか着地させるぞおお!と四苦八苦してるように感じました。
2話辺りは凄く良かったんだけどなあ・・・。むしろ原作よりも分かりやすい!って思ってたのに・・・
ただ、原作への愛は凄く感じました。
ゲームのBGMを毎回使ったり、ゲームの街並みをしっかりアニメに落とし込んだり、そして世界観を崩さないように気を付けていたところも凄く感じました。ゲームのキャラの言動で、「このキャラはこんなことはしない!」って思うこともなかったですね。
だから、ゲームのキャラが出てくるたびに素直に興奮して楽しむことができました。
アニメのメインキャラ(ラヴィ、タリオン、マーティン、イセリア)も好感持てたキャラだったんですが・・・深堀する時間が全然足らなかったなあ。深堀すればもっと魅力的なキャラだったと思うので残念です。
でも最後に4人がそろったところを見ると「ここまで見て良かったなあ」と思えたので、やっぱりこの4人の関係が好きだったんだなあと自分で思いました。
あと、最後はモブ二人の登場で締めるところも凄く良かったですね。私の解釈と一致(笑)
そんな感じで、苦言多めな感想になってしまいましたが、軌跡シリーズをアニメで見るという貴重な機会が得られたのでとても良かったです。
アニメ制作の皆さま、ありがとうございました!
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