ONE PIECE 第1092話 感想 情を無視する正義の果ては? 

ワンピース

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どこかしこでいろんなことが起きてるワンピースの世界情勢。

場所、時間軸とともに把握できないくらい(私の頭が悪いわけではない・・・はず)多くの事件が起きている中、今週出てきたのは・・・

出典:「ONE PIECE」 尾田栄一郎 集英社

くま vs 赤犬

最近、やべぇ戦いがあっさりと始まって、頭が混乱するぜ!!!

この戦い、徹底した正義を目指す赤犬にしては珍しく、戦闘中に私情が混ざっていたように見えました。

出典:「ONE PIECE」 尾田栄一郎 集英社

自我がないはずのくまにわざわざ「お前は自我がない人形だろう!」と語り掛ける矛盾。

自我がないと思っているのであれば、語り掛ける言葉自体が無意味ですし。

もしかして、自分に言い聞かせているのかな・・・。

言い聞かせているとすれば、それは「もう人形であってくれ」という願いか、「まだ自我があるのか・・・?」という微かな希望の裏返しなのか。

どちらにせよ、くまのかつての選択と現在の扱いについては、果たすべき正義とは別のところで赤犬自身が思うところがありそうです。

一方、ベガバンクを狙う黄猿。

こちらはもっと分かりやすくベガバンクへの個人的な情が見えます。

ルフィの言葉に黄猿らしくなく、感情的になった場面が印象的でしたね。

出典:「ONE PIECE」 尾田栄一郎 集英社

黄猿としてはベガバンクを殺したくなんてない。しかし、任務なのだから殺さざる負えない。

「邪魔しないでくれ」

「長引かせたくない」

言葉通り、嫌なことはさっさと済ませたいという気持ちがよく表れていました。

黄猿ほどの実力者でも、上からの命令であれば友人の抹殺命令を断れない。

海軍、そして世界政府の縦の関係の強固さがよく分かるシーンですね。緑牛も「上からの命令には逆らえない」って感じでしたし。

・・・やっぱり、藤寅さんは異質なのでは? あの人絶対革命軍向きだって。

出典:「ONE PIECE」 尾田栄一郎 集英社

海軍の元帥、大将という地位の高い人物でさえも自分の納得する正義を貫き通せてない。

情を無視する正義の果てはどうなるのか? そして、

この自由になれていない世界を世界一自由な男を目指すルフィがどのように変えていくのか。

今後に向けて、そのようなテーマがちらりと見えたような気もしました。気のせいかもしれないですが。

それにしても・・・

出典:「ONE PIECE」 尾田栄一郎 集英社

相も変わらず天竜人がうるさい。

なんか、不愉快というより単純にうるさいって思えてきました。

夏のセミの鳴き声みたいな・・・蝉に失礼か。

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