黎の軌跡 感想198回目!
ヴァンとジェラールの因縁が遂に決着!
ヴァンがジェラールの魔核を取り出してヴァンの勝利!
ジェラールは意外にも敗北を素直に受け止めます。
しかも、取り出された魔核を見ておぞましいものと否定的な発言をしました。
・・・もしかして、魔核を取り込んだことを心のどこかで後悔してたんですかね・・・
おぞましいものという発言を肯定するヴァン。
しかし、ジェラールのプライドを尊重し、ジェラールに魔核を預けてしまったことはもう謝りません。
ジェラールも”それで良い”と、自分の流儀を貫いただけだと言います。
やっぱり、魔核を体内に入れたもの同士、この二人はどこか共感するところがあったのかな・・・。
煉獄すら存在しないことを知っていても、あえて煉獄から見守っているぞ、とヴァンに告げます。
煉獄すら存在しないというのは、この世界そのものが虚実だからそれを基準にして考えた時の天国も煉獄も存在しないということでしょうか。
その辺りをもう少し詳しく説明してからいなくなって!ジェラールさん!
最後にヴァンが純粋なる恐怖として完成するのが楽しみだと言って消えたジェラール。
どこまで行っても純粋な恐怖というものにこだわりがありましたね。
魔核を取り出したのは良いものの、捨てるわけにも行かないみたいです。
・・・ああ、やっぱり、そういう展開か・・・。
そして、アニエスにヴァンのザイファと7番目のゲネシスを渡します。
散々周りが、それだけはするなよ!、って言ったのに
結局、自分一人で抱え込んじゃった・・・。
裏解決屋というチームの中ではヴァンは常に見守る存在だったので、逆にヴァンに対しては誰も奥深くまで踏み込めなかったのがこういう結末になってしまいましたかね・・・
最後までしっかりと仕事をこなしているのも・・・なんだかなあ・・・
もう少し仲間に感情をこぼしても・・・
そして、現れる七十七の魔を束ねる5柱が1―――漂泊の魔王
デカッ・・・怖っ!
予想以上に禍々しい・・・
こんなのがあと4つ存在しているんですか・・・
この化け物から発せられる声がヴァンのものなのも違和感が凄いです。
いや、それは自分で言え
一番厄介な役目を押し付けるんじゃない。
最大の元凶と共にヴァンが消えたことで街の異常は収まりました。
大多数の人にとってはこれで一件落着となります・・・
学生の時と全く同じことをして周りを悲しませてる!
いや・・・ちゃんと別れを言っただけ成長してるのか・・・? どちらにせよ五十歩百歩なのは変わりませんが・・・。というかエレインやルネに対しては結局何も言わずに立ち去っていることになるし!
ちなみにジェラールが純粋なる恐怖をあれだけ求めていたのは、自分にとって他の人とも共感できる確かなものが恐怖しかなかったのかなと感じました。ジェラールは何かがきっかけで世界そのものをまがい物だと思っているようで、世界を確かなものだと思っている人の感情に共感できなかったんじゃないでしょうか。そんな人たちとも”分かり合える”確実なものが恐怖だったんじゃないかと。
ヴィオーラが万人を平等に扱うジェラールの恐怖に心酔していましたが、ジェラールもまた恐怖に依存していた一人なのかもしれないですね。
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