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IHに向けての大きな壁となった夢佳さん。その夢佳さんをバスケのコートに戻してしまったのは千夏先輩。つまり、千夏先輩は自分たちの夢への障害を自分で作ってしまったことになります。
夢佳さんとの試合中に千夏先輩が思い出すのは、父親の転勤で家族で海外に行くことを知った時のこと。バスケを諦めなければいけないかもしれないと頭をよぎった日のことでした。
千夏先輩の両親は千夏先輩が受け入れてくれると思ってたんでしょうね。お父さんの方は言いづらそうにしてはいましたが、千夏先輩に事前に相談することもなく家族で海外に移りすむことを決定事項として伝えていました。お母さんも「千夏なら向こうでもきっと・・・」と千夏先輩も一緒に連れていくことを前提での励ましをしてましたね。この千夏先輩のお母さんの発言は、千夏先輩の気持ちを軽く考えすぎてないか?とちょっとムッとしてしまいましたね。高校生の時に環境変わるってだけでも精神的ショックは大きいですよ。自分も似たような経験があったので、より強く千夏先輩に感情移入してしまいました。
まあ、両親が娘に少し甘えてしまうくらいに、千夏先輩が物わかりの良い子供だったということでもあるんでしょう。
千夏先輩も親の都合でバスケを諦めることはしょうがないと受け入れてしまう部分もありました。変わってしまうことはしょうがないこと。ずっと横にいてくれた夢佳さんがいなくなったこともあり、そういう考えも彼女の中にはあったようです。バスケが無くなったところで何が困るのか? その生活にもすぐに慣れる。海外に行ったら行ったで楽しい生活がきっと待っている。しかし、
「なくてはならないなんて思い込み。でも、その思いが無くちゃ、何の意思で行動するの?」
この言葉は凄く心に響きましたね。人間が行動を起こすよりも先に、感情や思いが必ずある。そこをないがしろにしてまで、何を大切にするのか?と千夏先輩に問われた気もします。感情を無にして、毎日会社に通う会社員にはぐさりと刺さってしまいますね・・・。まあ、千夏先輩ほど何かに対しての強烈な思いもないんですが(悲しい)
両親と海外に行くよりも、バスケを選んだのは千夏先輩の中にある大事な価値観を優先したため。その判断基準で考えれば、やはり何度同じ場面を繰り返しても夢佳さんをバスケのコートに戻すという選択を選ぶことになります。例え、自分の敵になってしまったとしても。
だから、あとは勝つだけです。千夏先輩の判断を、全力で肯定してくれる後輩の彼氏からの応援も後押しになり、千夏先輩は夢佳さんに挑みます。
ということで、今回はここまで!
最後、千夏先輩は応援している大喜を見つけてから素晴らしいシュートを決めてくれました!
これも愛の力ってやつですか。良いなあ。私は今までの人生でそんなもの受けた記憶がないなあ(寂しい人生)
今回は千夏先輩のバスケに対しての執着が見えた回でしたね。バスケを続けるために、他の家にやっかいになったとしたも両親とは離れて暮らすことを選択。仲間たちとの夢の障害になったとしても夢佳さんをバスケのコートにもどすことを選択。それらの選択を後悔していないことから、千夏先輩のエゴともいえるかもしれない信念の強さが伝わってきました。
これだけの強い価値観を高校生で持てるんですもんねえ・・・やはりこの人、すごいな。
今週のマイフェイバリット千夏先輩。
この顔・・・正直・・・興奮した!
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