昨日の記事ともつながっているかと思いますが、
富澤プロデューサーが新規層獲得と過去作の移植についてつぶやいていました。
新規層を増やすなら過去作移植を!とのコメントも頂きますね。
— 富澤ユースケ@9/9TOアライズ発売 (@tommy_feb_26) August 21, 2021
ですが移植『だけ』では新規層は増えません。それで行けば直近のTOVリマスターで新規層どっと増える訳です。
やはりまず新規層に開かれた空気を持った新作。その上での移植展開は勿論やりたい。新作との良いサイクルを作っていきます。
まあこの辺の議論は、これまでもこれからも支えてくださるファンの皆さんとじっくり向き合って話しながら、新規ファン創出も含めて一緒にブランドの未来を創っていく事、その共謀こそが最も重要だというのが僕の考えです。
— 富澤ユースケ@9/9TOアライズ発売 (@tommy_feb_26) August 21, 2021
アライズが出たらまたファンミーティングのようなものもやりたいですね。
それも『移植』です。
— 富澤ユースケ@9/9TOアライズ発売 (@tommy_feb_26) August 21, 2021
例えばTOVリマスターがそれにあたりますが、都合3年かかりました。それだけの開発費もです。
また、今後移植するなら海外ローカライズも必須です。
TOVはその効果もありお陰様で100万本以上売れて利益も出ました。
このように移植一つでも大プロジェクトになるわけです。 https://t.co/efBSp66Nw3
エミュレートも含めたお話として理解していますが、残念ながら程度の差はあれそれも決して容易ではないのが現状です。技術だけでなく権利や様々な要因があります。
— 富澤ユースケ@9/9TOアライズ発売 (@tommy_feb_26) August 22, 2021
またそれでは圧倒的に『商品性』は弱まり家庭用ビジネスとして成り立たない可能性が高く、簡単にはとり得ない選択なのです。
ユーザーからの「新規層を取り込みたいなら、過去作の移植を!」という話に対して
- 移植だけでは新規は取り込めない。まずは新作で新規層に開かれた空気を。
- TOVリマスターでも新規は増えなかった⇒話の流れからして新規の割合は10%未満
- 移植するなら海外ローカライズも必須⇒時間も費用も掛かる。
- リマスターでなくても容易ではない。また商品性は弱まる。
今までのインタビューでも、ひしひしと感じましたが、
富澤さんは従来のテイルズが排他的なものになっていると感じてるんだなと思いました。
だからこそアライズでは従来のテイルズをある程度変えていこうと。
そして、移植に関しては新規層を取り込めるものではないと認識。移植はあくまで新作で新規層を取り込んで過去作にも興味を持ってもらってからのものだと。
つまり商品のビジネスモデルとしては
新作で新規層を獲得⇒移植で過去作もプレイしてもらう⇒次の新作で新たな新規層を・・・の流れ
過去作の移植ばかり出しても、新たな市場を開拓しないと縮小していくだけということでしょうか。
また、移植は海外展開もセットで考えないといけなくなったので容易にはできないとのことでした。
Falcom好きとしては、移植ってそんなに大変なんだと少し驚きました。
なんせFalcomは主に軌跡シリーズを毎年といっていいくらい移植するので(笑)。
しかし、新規層を取り込むために新規に開かれた空気を作る⇒そこから過去作の移植に展開する、は少し疑問。
過去作に興味を持つと言うことは、新作との関連性、共通点が大きいものに惹かれると言うことなので、空気が変わった作品で新規を取り込んでも過去作に興味を持つかな、と。
Falcom好きなので、Falcom作品の話の引用ばかりですみませんが(笑)、軌跡シリーズは新作を出すたびに過去作へのニーズが高まるため次々に移植を出しているようです。
軌跡シリーズなんてテイルズシリーズよりよほど排他的なはずですが、その分シリーズの繋がりが強いので過去作にも興味を持たれるんだと思います。
まあ、何が言いたいかというと、アライズで興味を持ったユーザーがアライズ以前の作品に興味を持つのかな、ということです。
何なら商売的には移植は海外だけに注力した方が利益は出るのかも・・・流石に叩かれるか(笑)。
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