課題のショートムービーを撮影する際に、機材を間違えるトラブルが発生した「チームきたやま」。
この危機に恭也はどうするのか。
注)ネガティブな感想です。
課題のショートムービー
機材を間違えたトラブルを逆に利用して、写真を撮って静止画をつなぎ合わせることで動画を撮影したチームきたやま。恭也は未来の社会人時代の経験を活かしてその動画を編集します。
そのアイデアと綺麗に纏めた構成力を評価されて、チームきたやまは3位に。チームのメンバーは恭也の凄さを認識し、恭弥を尊敬。自分たちも負けられないとそれぞれに宣言します。そんな青春の1ページを送った恭也は思いました。
「僕のリメイクもちょっとは上手くいったのかもしれない。」
・・・ちょっと、待て!
そりゃ、社会人の経験を活かして学生の課題に取り組めば、周りよりいい結果も得やすいだろうよ!
私が丁度恭也がタイムリープする前と同じ年代ですが、今の知識・経験で大学時代の研究を行えば、より良い結果を得られる自信は当然あります。
社会人と学生が戦えば、大抵は社会人が勝つのは当たり前なわけで、それは流石にズルなのではと思います。
他の仲間の夢・特技
課題が終わった後、バイト終わりに奈々子と一緒にカラオケに行きます。奈々子は歌はそこまで上手くないですが、歌うことは大好きで、上手くなりたいことを恭也に相談しました。
恭弥は歌が上手くなったら動画サービスに上げようと言いました。世界中に発信するのが怖ければ、日本だけの動画サービスができたら、そこにUPしようと。恭也は近々、日本だけの動画サービスができることを知っていました。(・・・ニコニコ動画?)
また、亜紀が絵を描くのを辞めようとすることを強く引き止めます。恭也は別の未来で亜紀の絵が成功をおさめ、亜紀の絵にに救われることを知っていました。
「僕は好きだよ。しのあきの絵。」
亜紀は恭弥の言葉に胸を打たれ、恭弥を目標に頑張ることにしました。
・・・ちょっと、待て!(2回目)
恭也・・・お前・・・未来の情報遠慮なく使ってるな、オイ!
これ、株で例えるとインサイダー取引しているようなもんだと思うんですが、ちょっとずる過ぎませんか?
今のところ、タイムリープの影響が恭也にとってのメリットにしかなっていないような気が・・・。
まとめ
今のところ、経験や知識は10年リードしている恭也が同じ学生として、芸術大学で割と順風満帆な生活をしていますが、それはズルくないのか?
恭也がやむを得ず芸大に進めなかったというのであれば、少し同情するのですが、行かなかった理由は恭也が選択しなかっただけですし・・・。
恭也が10年分の知識・経験を経て学生たちと同じ課題に取り組むことに、負い目まで行かなくても、違和感を感じるような描写があれば、まだ共感できるのですが・・・。
あと、この作品のタイムリープの目的って、恭也が芸大での青春を送ることなのかな?それはデメリットなしのチートでは?
恭也がタイムリープすることで芸大の周りの人物を救えるのであれば、まだ・・・。でも恭也が芸大行かなくても周りのプラチナ世代は成功しているわけだしな・・・。
恭也が悪い人間ではないのは重々承知ですが、何か物語の世界が全部恭也に味方をしているように感じられ、恭也はそれを違和感なく受け入れているのが個人的に感情移入しにくいです。
(いっそ、「せっかくタイムリープしたんだったら、全部利用してやるぜ!」っていう性格だったら、感情移入しやすかったかも)
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