ベッドシーンや誘惑するシーンもしっかり描写していてアニメはすごく攻めるなという印象があります。例え批判が出ても、原作の雰囲気通りのアニメを作るんだという気概を感じました。
原作は3話の内容で丁度1巻が終了。沙優の体を求めない吉田の無償のやさしさの終わりが来ることに対して恐怖を感じている沙優が初めて吉田に本音で話します。
安心を得るための代償
画像URL:http://higehiro-anime.com/story/
今まで自分を泊めてくれた男たちが代わりに沙優の体を求めたのに対して、吉田は何も求めず沙優にやさしく接します。そのことで吉田に対して好意を持つ反面、その分捨てられることへの恐怖も沙優の中で大きくなりました。今までの男たちは沙優の体というメリットがあっても、不都合になれば沙優を追い出しました。では、そのメリットすらない吉田は?沙優はいつ追い出されるかという不安を払しょくできず、家を飛び出します。そのあと三島からの言葉もあり吉田にそのことを打ち明けますが、吉田は「家にいてくれるだけで嬉しい。」という言葉をかけます。この場面から沙優は吉田を本当に信頼していくことになります。
この作品の見どころの一つは、今までまともな男女関係を気づけなかった沙優が吉田に純粋な恋心を抱いていくところだと思います。そこに大人の男性と女子高生という壁があるもどかしさが面白いなと個人的に思います。
健全な恋愛をしている三島
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一方、会社の後輩である三島はストレートに吉田に愛情を向けていきます。沙優と違って女子高生という壁もなく、何の後ろめたさもないまま吉田を想い続けられるのでさわやかさすら感じます。このあたりで沙優の立場での恋愛との比較を感じます。まあ、そんな特に後ろ指さされるようなことを何もしていない彼女が一番貧乏くじを引くはめになるのですが・・・まあ、三島は曇っている顔が一番可愛いから良いか(笑)。
まとめ
すごく丁寧に作られているように感じるアニメですが、原作と比べて心理描写が足りないため吉田がどうしても沙優に関して衝動的に動いているように感じるかもしれません。(少なくとも最初は)吉田としては沙優を家に帰すことが目標のはずです。なので今回の話の前に、どうすれば沙優を家に帰し、健全な生活ができるようになるのか試行錯誤する話を入れてもよかったのかなと個人的には感じました。そうすれば吉田なりに考えて沙優と一緒に住んでいるんだなと強調できる気がします。(素人考えですが)
しかし、アニメだと「攻めた表現するな~」と思うけど、仮にこれがドラマとかだと特に何も思わないんだろうなと感じるのはなぜなんだろう。
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