界の軌跡 感想120 実の親が我が子を捨てるほどの「悪魔」とは・・・?

界の軌跡

今回はアニエスのコネクトイベント。

ヴァンもお世話になった孤児院の子どもたちがアンカーヴィルに来るということで、一緒に観光に付き合うことになったヴァンとアニエス。

その子どもたちの中で一番年上のリーダー格の子が、一人で何処かに行ってしまいます。

実は、この子、里親の元へ行くことが決まっており、今回が最後の孤児院での思い出づくりだったようです。

孤児院を抜け、新たな家族の元へと向かうことに戸惑ってしまう男の子。

そんな彼の気持ちが良く分かるヴァンは、優しく彼に寄り添ってあげます。

このように言っては俗っぽすぎるかも知れませんが、里親はガチャの要素が強いですもんね。ヴァンほど最悪なケースは滅多にないでしょうけど。

ヴァンが孤児院に預けられた経緯は、簡単に言えば親に捨てられたから。

実の親から「悪魔」と書かれ、孤児院に押し付けられたヴァン。

実の子を「悪魔」と表現するのも中々ですが、その「育てられない」子を孤児院に押し付けるのも中々な親だと思いましたね。

それにしても、ヴァンの親は彼が「悪魔」のように思える体験をしたということでしょうけど、何があったんでしょうか? 今までヴァンが作中で「悪魔」を制御できずに暴走したことはほとんど・・・というか全く無いですし(黎の奇跡1の最後も悪魔を制御できなくなる前に自分から姿を消したし)、エレインやルネからもそんな話は聞いたことがありません。

ヴァン自身も己の中にいる悪魔を警戒していますが、作中での実害はほとんどないんですよね・・・。

ヴァンが里親に出されてから(教団での地獄の日々が始まってから)、救出された後もヴァンは孤児院の院長と一切合うことはありませんでした。院長へのほんの少し残る恨み、疑いの心と、それに対する罪悪感で会いに行けなかったヴァン。

しかし、実は院長はヴァンの行方を言葉通り死ぬ気で探しており、その時の無理がたたって体を崩し・・・亡くなったとのこと。

ヴァンは会いに行けばよかったと後悔していました。

悲しいですね、本当。

ヴァンは院長先生の死すら自分の責任であるかのような雰囲気を出していました。

ですが、そもそもヴァンを追い出しやがったのは、あのエレインのクソ父親であり、間接的にしろ院長の死の原因はあのクソ野郎に大きくあると私は思います。(汚い言葉の連続で失礼)

やっぱり、あいつはアルマータに殺されてほしかったなあ!(大きい声で言うな)

ちなみにヴァンの大恩人であるアークライド院長はヴァンのことを「悪魔」ではないと言ってくれていました。

優しい言葉ですが、逆に言えば、「悪魔」とはどういうものを指しているのかを知っていたような口ぶりにも聞こえます。

院長は、もしかしたら、ヴァンの秘密を詳しく把握していたのかも知れないですね。

そんな過去を語ったヴァンに対して、昨夜フラレたばかりのアニエスは、それでもヴァンに幸せになってほしいと心から願います。

好きな相手には見返りを求めず、ただ幸せになってほしいと願う・・・これが本当の愛!

私には一生理解出来なさそうだ!(承認欲求にめっちゃ飢えている男の嘆き)

最後には、ありがちなセリフ・・・・

「フッたことを後悔させるくらいの素敵な女性になる!」という宣言をしてくれたアニエス。

でも、その素敵な女声になった姿を一番に見てほしい相手はヴァンなんだろうなあ・・・

駄目だ、エレイン推しなのに涙が出てきそうになるぜ。

ということで、今回はここまで。

実の親が見限り、ヴァンもエレインの前から姿を消してしまうくらいの「悪魔」の存在感・・・

作中では、その辺りの描写がまだ足りない気がします。(リィンみたいに定期的に暴走もしませんし)

つまり、悪魔の本番はこれからということ・・・か!?

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