「社会人に必要な言葉選び」よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑 感想 紹介

書籍

著:大野萌子

話し方の書籍は数多くありますが、今回の「よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑」は社会人の会社での言葉選びに注目しており、特にトラブルを起こさないことを目的としているように思いました。10数個の章に分かれ、それぞれのテーマで200個弱の余計な一言を好かれるセリフに変換しています。

私としては正直、「こんなに沢山覚えられるかー」と思いましたが(笑)、すべての言いかえを読んでみると共通する心がけがいくつかあるように感じました。

それらの共通する心掛けを整理してみました。

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自分の立場を上にして話さない

相手とは対等、もしくは相手よりも下手にでて話す必要があります。
見下した言い方や責める言い方はもちろんNG。
他にも自分の一方的な意見を押し付けないことが大切。
相手を勝手に判断する評価的態度や、自分の考えをさも一般的な考えとして
「みんなも~と思っている」「普通は~」という言い方は相手に不快感を与えます。
自分の意見を言うときには「私は~だと思っている」というアイメッセージが重要です。
相手を尊重するためには会話の横取り、「はい」「いいえ」で答えさせ相手の返答の自由度を奪う
クローズドクエスチョンはしてはいけません。

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ネガティブなことは言わない

会話では基本的にネガティブ× ポジティブ〇
相手がネガティブなことを話し始めても、さらにネガティブな言葉でまとめてはいけません。
相手がネガティブな話題をし始めたら、その言葉をそのまま返すといいです。
後述する共感につながります。
また、仕事上のミスが発生した際には過去のミスについて責めるよりも
未来にフォーカスして話すほうがポジティブです。

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具体的に話す

仕事の依頼の際に「しっかり」や「ちゃんと」などの言葉を使って指示するとトラブルが起こる
可能性があります。なぜなら上記の言葉は人によって解釈が異なるからです。
仕事を依頼する際には具体的に「ここまでやってほしい」と指示するとトラブルは起こりにくいです。
つまり、他人との解釈が異なる可能性のある言葉は使ってはいけないことになります。

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〇共感 ×同感

相手の感情を理解する共感は必要なことです。
しかし、相手と同じ気持ちであるという同感はしてはいけません。
なぜなら同感してしまうと相手との距離感が縮まってしまい、
少しのことで裏切られたと思われ、逆に自分が攻撃対象になってしまうからです。
カウンセラーは共感はするが同感はしないようです。

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お詫びの際

お詫びの際に、重要なのは「言い訳しない」「謙虚な姿勢」「事実を伝える」ことです。

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まとめ

私が印象的だったこととして、他に下記の言葉がありました。
「人間関係の構築が上手な人は 否定せず、解釈せず、比較せずを守っている」
本に書いているすべての言いかえを覚えるのは難しいですが、
私が書き上げたことを意識して会社ではコミュニケーションを図っていこうと思います。

今回、取り上げさせていただいた「よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑」にはもっと詳しく様々な仕事の場面で使える言いかえがありました。仕事場での人間関係を円滑にしたいと考えている人はぜひ手に取って読んでみていただきたいです。


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