アニスフィアとユフィリアの共同生活が始まってしばらく。だが、ユフィリアは新しい環境、新しい仕事、そして、新しい立場に未だ慣れず、アニスフィアに振り回されっぱなしで、なんだか元気がない様子。そんなユフィリアのために、アニスフィアは専用の魔道具を作ろうと言い出して……
キャスト
- アニスフィア・ウィン・パレッティア:千本木彩花
- ユフィリア・マゼンタ:石見舞菜香
- イリア・コーラル:加隈亜衣
- アルガルド・ボナ・パレッティア:坂田将吾
- レイニ・シアン:羊宮妃那
- ティルティ・クラーレット:篠原侑
どこかの部屋を片付けているユフィリアちゃん。
イリアがいるってことは王城かな?
どこの部屋なんだろう・・・?
「昨晩はよく眠れましたか?」
「はい」
うなされて、寝汗をびっしょりとかいていたのに、嘘をつきます。
・・・まだ新しい環境に慣れないんでしょうか?
あと、寝汗めっちゃ色っぽいですね!(オイ)
そんな息苦しさも感じさせるほど、まだ居心地が悪そうなユフィリアちゃんに対して、
相変わらず、破天荒なアニスちゃん。
「不審者が入ってきたら警報が鳴るように作った警報機」が箒に乗って墜落してきた自分に反応するのは笑っていいんですよね?
そんなアニスちゃんは助手であるユフィリアちゃんに新しい魔道具を与えてあげます。
「パ・ラ・ム・レ・イ・ド~」
アニスちゃん、それはいけない。
その演出と言い方は、近未来ロボットを想起させるから!
お次は空とぶ箒に乗ってもらいます。
以前、暴走した記憶があるユフィリアちゃんは戦々恐々
アニス「大丈夫!私が後ろから持っててあげるから」
ユフィリア「本当ですよね!? 手を離さないでくださいよ!」
・・・子どもの自転車の練習かな?
案の定、すぐに手を離したアニスちゃん。
・・・まあ、空とぶ箒をずっと持ってた方が危ない気もしますが。
ユフィリアはアニスよりもずっと安定して飛んでいましたが、アニスが後ろで持ってなかったことに気づくと、動揺して墜落してしまいます。
そして、この表情!
良い、良いよ!
いつもきっちりしているユフィリアちゃんがその表情をするのは凄くギャップ萌えだよ!
その後、ユフィリアはおかしくなって笑いだしちゃいました。
良い!それも良い!
しかし・・・すぐに我に返り
「失礼しました。」
と、礼儀正しい、いつものユフィリアに戻ってしまいます。
もっと砕けて接してほしいアニスは
「今回の魔道具も遊びくらいの感覚で」
とリラックスしてほしいという目的で言いましたが、ユフィリアはさらに表情を曇らせます。
・・・付き合った魔道具の実験もあくまで遊び。
自分は助手として本当は必要とされてないと感じたのでしょうか・・・。
ユフィリアはアニスのことが嫌いではないようですが、自分とあまりに正反対なアニスにどう接していいのかわからなくなっているようですね・・・。
一方、ユフィリアへの一方的な婚約解消に関して調査をしている国王と宰相
アル君たちの事情聴取をしたようですが、ユフィリアが起こしたと主張する罪状の数々については一切否定しないみたいですね。
・・・というか、国王自ら調べるんだ・・・
あと、アル君は「親が勝手に決めた政略結婚など認めない!」と言い張ってるとのこと。
・・・このガキ・・・ユフィリアが相手なのに贅沢言いやがって・・・!!!(私、ブちぎれ)
あと、ユフィリアの悪行を証言するアル君の側近の一人には保守派の代表の息子がいるらしく、それもまたややこしいようです。
改革派と呼ばれる宰相とは対立しているようですね・・・。
宰相は雰囲気は保守派っぽいのに、改革派なんだ。
そして、ユフィリアちゃんにも事情聴取。
辛いと思いますけど、陛下がユフィリアちゃん寄りの立場なのは不幸中の幸いですね。
アル君がユフィリアとの結婚を嫌がってたとはいえ、ここまでのことをするとは異常な事態。
何かほかに気づいたことはないかと陛下が利くと
「・・・みな、正義感に突き動かされていました。」
とユフィリアは言います。
・・・私はずっと、婚約破棄騒動は自由になりたかったアル君が暴走した結果だと思ってたんですが・・・もしかして、他に要因があるのかな・・・?
怪しいのは・・・やっぱりレイニちゃん?
婚約破棄騒動の時に気まずそうな顔をしていましたが・・・本人の意思とは関係なく制御不能な洗脳魔法が働くとかでしょうか?
また、ユフィリアは王妃教育を受けるために渡されていた禁書庫のカギを返します。
あれ、禁書庫の鍵だったのか・・・
その後、王妃候補として世話してもらった人たちに挨拶しに行くユフィリア。
・・・きれいなドレスがありますが、これも必要なくなったということでしょうか。
片付けられていきます。
メイドの長さん?も気まずそうな表情・・・
お世話役の人たちの反応を見ると、ユフィリアは慕われていたようですね・・・。
アル君には拒絶されていましたが、次期王妃としての自分の居場所は作れていたのかもしれません・・・。
そんな居場所も一瞬でなくなってしまったんですね・・・。
「ドレスもコルセットも必要ない。しばりつけるものは何もないですよ」
イリアはそんなユフィリアの立場を「自由」になったと表現しましたが・・・
それでもユフィリアは寂しそうな表情をします。
・・・自由というものに慣れていないのと、縛るものが何もないということは自分には何もなくなったと感じるのかもしれません。
そんなユフィリアの胸中を知ってか知らずか・・・新しい魔道具をアニスが渡してきました。
庭の木に標的を向けていいというアニスの許可を貰ったユフィリアは魔法を発動します。
「ファイアーボール!」
・・・アニスちゃん?
本当に庭で魔法を発動して大丈夫だったの?
お父様は許可してるんですよね?
まあ、アニスが気にしていなさそうなので大丈夫なんでしょう!
続けて、剣からユフィリアちゃんの力で炎を出したり、水をまとったり・・・
・・・楽しそう。
ユフィリアはなんでもできますが、本当は魔法を無邪気に使ってる時が一番楽しいのかもしれないですね・・・。
そんなユフィリアを見てアニスは「キレイ」・・・と顔を赤らめていました。
アニスがユフィリアを自分の助手にして積極的に魔道具を使わせようとしたのはユフィリアに無邪気に魔法を使ってほしいからなのかな?
魔道具の名前をアルカンシェル・・・「虹」という名前にしたアニス。
子供の時、虹みたいにきれいだったユフィリアを見て名付けたそうです。
そんな虹みたいなユフィリアをもう一度見たくて・・・魔道具を頑張って作ったのか、疲れて寝てしまいます。
・・・この王女、ちゃっかり、ユフィリアの膝の上で寝てやがる。
そんな王女を微笑ましく見ながら・・・ユフィリアは涙を流してしまいます。
自由を謳歌できるアニスが羨ましくて、眩しくて・・・
自由とうまく付き合えないユフィリアちゃんには泣いちゃうくらい憧れの存在のようですね。
ということで、今回はここまで!
思った以上にユフィリアちゃんは人生を楽しむのが不器用だった・・・。
あまりに不器用すぎて、魔法を無邪気に扱う時が一番楽しいということにも気づいてなさそうな気がします・・・。
あと・・・もしかしたら、自分でも気づかないところで王妃候補という立場に誇りを持ってたのかもしれないですね・・・。
王妃候補から外れて、片付けられるものたちを見る彼女の表情はとても寂しそうでした。
・・・アル君のことは特に執着してなさそうですが。
思った以上に彼女の心を癒すのは大変かもしれないですね。
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