アニメ化も決まった「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の5.5巻!
初の短編集となります。
天使様と言えば、このラノで真昼が女性ランク1位、周が男性部門で5位、作品自体も文庫部門で6位となりました。
今が一番勢いが来ているかもしれません。そんな中での今回の短編集。
付き合う前の話ですが、安定の超甘々イチャイチャが堪能できました。
あと、今までスポットが当たらなかったサブキャラの過去も出てきましたね。
あ、ネタバレ全く気にしてないので注意です。
5.5巻というよりは3.5巻?
今回の話は周が真昼のことを好きだと自覚する前後から、真昼と付き合うまでの間の話。
なので3巻以降からから4巻中盤くらいまでの話となっており、周と真昼が付き合うまでの距離感を詰め切れないもどかしいイチャイチャっぷりが主となっています。
付き合った後の際限ないイチャイチャじゃなく、好きなのに甘えきれないいじらしさを楽しむ巻です。
まあ、それでも何で付き合ってないのか意味不明なくらいボディタッチ多めのいちゃつきに胃もたれしそうになりましたが。
いつもより短編集感はましまし
元々が短編集のような形の作品ではありますが、当然ですが5.5巻はより短編集感が強いです。
16もの章に分かれており、それらはほとんど繋がりを持っていない。ひたすら甘酸っぱい周と真昼の日常をかみしめていきます。
一応、章は時系列ごとに並んでたように感じますが、章の間に何があったのかの説明もあまりなかったですし、当たり前ですが本編を読んでいること前提の5.5巻でした。
サブキャラたちの重要な情報がずらり
ということでメインの周と真昼はただただ「可愛いなあ」の印象しか残らなかったですが(あとは真昼の過去くらい)、サブキャラの千歳と樹の二人に関してはかなり重要な情報が出ました。
彼らの馴れ初め、過去に何があったのかなど。特に千歳が陸上部を辞めた経緯などはかなり暗い話でしたね。女性の嫉妬は怖い・・・
その他にも優太の真昼への淡い恋心などサブのキャラの重要な情報がわんさか出ました。むしろ本編で出さなくていいのだろうかと思いましたが、本編はおそらく周と真昼に集中したいんだろうなと思います。
個人的な感想
個人的な評価としては☆3.5
相変わらずの二人だけの空間での甘々なイチャイチャに大満足。デザートを食べに来て、ちゃんと美味しいデザートが出た感じですね。
ただ1巻通してのテーマや物語が無かったので、ちょっと評価が辛め。(短編集にそんなものを求めるなという話ではありますが。)
あとは短編集ならではのキャラの違った一面が見えるというのも、周や真昼にはあまりなかったかなと。真昼視点の話も多くて「真昼は可愛い!」という常識だけが深まりましたが。
上にも書きましたが元々が短編集みたいな構成なので新鮮さは無かったかもしれません。
次は6巻・・・なのかな? 付き合った後の話をどうするかはラブコメとして難しい部分だと思いますが、付き合う前からイチャイチャしまくってたこの作品ではより難しい気がします。
個人的には踏み込むところまで踏み込んでほしいですが(笑)。楽しみです。
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