86-エイティシックス- 最終話 ハンドラー・ワン 感想 死神の生きる意味

86-エイティシックス-

86-エイティシックス-もついに最終話!

最初から最後までおもしろかったです!

ちなみに今回から感想の形式変えました。(最終回で)

出典:「86-エイティシックス-」

戦いを終えて久しぶりにエルンスト宅に帰ってきたシン達。

相変わらずおかしなテンションでシン達を自分の子供のように迎えるエルンストに対して、シン達はいつもの冷めた対応・・・と思いきや

「ただいま」

と言って家に入ります。

おお・・・頑なに心を開かなかったシン達が・・・

長い戦い(1クール)でようやくエルンストのことを、というより連邦のことを認めたということでしょうか。

出典:「86-エイティシックス-」

その後、連邦での平和な日常を心置きなくシン達は過ごします。

ここも、個人的に感動しましたねえ・・・

以前は戦場以外の自分たちに違和感しか覚えていなかった彼らが、しっかりと日常を過ごしています。戦いの先を生き抜くという覚悟を決めたことで、平和な日常を過ごすという覚悟も決めたんでしょうか?

出典:「86-エイティシックス-」

しかし、彼らの戦いは終わったわけではなく、独立機動部隊への配属が決まります。

モルフォを倒し一時の平穏を手に入れたとはいえレギオンの生産工場は潰せておらず、今後は物量で押しつぶされることが目に見えてます。

そこで、連邦の防衛線は維持しつつ、優秀な兵士であるシン達を独立機動部隊として編制。他の兵士が連邦を守っている間にシン達でレギオンの重点をつぶしてもらおうという作戦を立てます。

シン達への危険が大きい作戦ですが・・・これでも共和国での86-エイティシックス-の立場の100万倍マシだからなあ・・・

出典:「86-エイティシックス-」

シンはユージンの墓参りに。

かつて「戦う理由は何か」と問われたシンは、今でも良く分かっていないとユージンに告げます。

でも、仲間たちに最後に見せたい景色は戦場でないことは分かりました。

今はそれでいいと。

出典:「86-エイティシックス-」

そこではかつてシンを死神として恐れ、蔑んだエルウィンも。

エルウィンはユージンが死んだ経緯を曲解してユージンの妹に伝え、シンに恨みを抱かせるような手紙を書かせたことを後悔していました。何もできない自分を認められず、シンに責任を擦り付けたかったようです。

お前・・・割とシンのメンタルに効いてたぞ、その手紙。

それを懺悔するようにシンに告白します。

それでもエルウィンに「悪かった」と謝るシン。

出典:「86-エイティシックス-」

シンは墓にユージンと撮影した写真を添えていきます

良い写真だ・・・

シンを死神としてではなく一人の人間として接したユージンは、シンにとって数少ない対等になれる戦友だったかもしれないですね・・・

出典:「86-エイティシックス-」

その写真を見て、シンの後ろ姿にお礼を言うユージンの妹・・・

うん。この辺り流れが良く分からなかった!

多分、尺不足か私の脳みそが足りないかでしょう!

・・・後者の方が可能性高そう・・・

出典:「86-エイティシックス-」

ユージンの墓参りも済ませたシン。

そして、ようやく兄の破片を今まで戦死した戦友の破片と混ぜることができました。

兄との別れをようやく決心でき、兄のいない未来へと進むことを決めます。

出典:「86-エイティシックス-」

自分達と一緒に生きる者たちのために。

しかし、死んでしまった者たちの魂も見捨てることはしません。

”死神”という単語を以前よりも前向きにとらえ始めたシン。

そこでエンドロールが流れます。

シン達の戦いはこれからだ!!

-完

・・・いや、あと10分残ってますが。

出典:「86-エイティシックス-」

残りの10分は共和国側の話。

大攻勢を受けた共和国はレーナを中心として、何とか耐えていましたが1週間で滅んでしまったようです。

よく1週間も持ったな!

案の定、86-エイティシックス-が頑張ったようですが。

出典:「86-エイティシックス-」

戦う術をほとんど持たない共和国民とほぼ全員が戦闘経験のある86-エイティシックス-はぶっ壊れた共和国で立場が逆転。86-エイティシックス-側がほとんど難民となった共和国民を援助する形になりましたが、共和国民は86-エイティシックス-を差別する気持ちに変わりはないようです。

良く共和国民を見捨てないなあ、86-エイティシックス-は。

個人的に共和国民の虐殺が起きても全く不思議じゃない状況ですが。

出典:「86-エイティシックス-」

レーナはというと1週間共和国を保たせた功績が認められたのか、ギアーデ連邦の舞台の指揮官として引き抜かれました。

彼女の上司は厄介者が居なくなると思ったのか、これ幸いと喜んで送り出します。

いや・・・今や軍での影響力が莫大な86-エイティシックス-からの支持があるレーナが怖いのかな、これは。

出典:「86-エイティシックス-」

ちなみに彼女の友達であるアンリエッタもレーナと一緒に連邦に向かうことに。

彼女は戦争に対してかなり消極的でしたが、前向きになりましたね。・・・戦争に前向きって言い方は良いんだろうか?

しかし、確かシンと幼馴染だったはずですけど・・・どういう再会になるんだろうか。割とヘビーな別れ方してるしなあ・・・。アンリエッタの方はトラウマ並みにシンのことが気になっているはずですが。

出典:「86-エイティシックス-」

最後にはファイドによる「レーナってどんなイメージ?」というインタビュー映像。

平和なインタビューで泣きたくなった・・・

1クール目のファイドの記録映像は絶望しか感じなかったからなあ・・・。

しかし、クレナはまだシンのことを諦めてなかったのね。

出典:「86-エイティシックス-」

そして、待ちにまったシン達とレーナとの対面

その際のレーナの第一声は・・・!!!

「はじめまして」

・・・あれ?顔知らないんだっけ? でも、1クール目の最後でシン達の写真を受け取ったような気が・・・

それを受けて笑い出すシン達。シンは初めてではないですよ、と言い

「ハンドラー・ワン」

とスピアヘッド時代のレーナのコードネームを呼びます。

出典:「86-エイティシックス-」
美しい - 進撃の巨人 | アル
出典:「進撃の巨人」

久しぶりに、こんなきれいな涙を見たぜ・・・

ようやく会えた顔も知らない大切な戦友たちを前に涙を流すレーナ。

「やっと一緒に戦えます」と喜びます。

出典:「86-エイティシックス-」

最後にはシンとレーナの手が重なりそうになって・・・

出典:「賭博黙示録カイジ」

すばらしいアニメだった!

私はまだ原作を読んでいませんが、世界観も独特で滅茶苦茶難しいアニメ化だったと思うんですよね。

それを、説明台詞もあまり入れずに世界観を見せることに注力し、キャラクターも魅力的に見せていました。作画も演出も構成もすべてが素晴らしかったと思います。

私の好きなライトノベルのアニメもちょっとは見習ってほし(ry

ただ、説明台詞を抑えた分ちょっと分かりづらいところもありましたかね。ユージンの妹のところは特にそうかな?妹の感情の変化が捕えづらかったなあという印象です。

細かいところで言えば、最終話のレーナが自分が受け持つ兵士リストを受け取って愕然としているところも「?」となりました。あれは部隊の人数が少なすぎるってことですかね。

出典:「86-エイティシックス-」

まあ、細かいところはさておき、個人的にはほぼ100点満点のアニメでした。

2期来ないかなあ・・・

さて、原作読むか!


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